古田 健介院長 横浜青葉どうぶつ病院 | ドクターズインタビュー

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頼れる獣医が教える治療法 vol.025

犬の整形外科疾患(骨折、レッグペルテス、脱臼)
整形外科系疾患
犬の整形外科疾患(骨折、レッグペルテス、脱臼)
横浜青葉どうぶつ病院
古田 健介院長
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愛犬からのサインを見逃さないで。ケンケンやスキップは癖ではなく痛みの可能性も

―小型犬に多いと言われるレッグペルテスについて教えてください

レッグペルテスは「大腿骨頭壊死症」とも呼ばれ、成長期の小型犬で多く見られます。股関節部分にある大腿骨の骨頭の血流が阻害され、骨が壊死し形成不全を起こす病気です。原因は分かっておらず、若齢の子のみに起こります。歩くときにケンケンやスキップなどの跛行が見られたら要注意です。慢性的に痛みが伴うと左右の足で筋肉の付き方も変わってきます。
鎮痛剤でコントロールできるケースは少なく、多くの場合は痛みの原因である骨頭を取り除く「大腿骨頭切除術」を行います。関節の一部を取ることに不安を感じるかもしれませんが、骨頭を切除しても靭帯や筋肉が骨をしっかり支えますので、元気に歩いたり走ったりできるようになります。手術時間は30分程度で、3,4日の入院を要します。手術後は安静にしなければいけないですが、その後は無理をしない程度に足を動かしリハビリをすることが大切です。

―膝蓋骨脱臼についてはどうでしょうか?

こちらも小型犬で非常に多いですね。膝のお皿が外れてしまう病気です。膝の動き方によって、4段階のグレードに分けられます。症状が進行してグレード3や4になると手術が必要になるというわけではなく、「痛み・違和感があるか」「びっこをひいているか」といった症状の有無で手術の可否を判断します。グレード1でも、お皿が外れた時の痛みが強く出たり繰り返し外れたりするようであれば、手術を行うこともあります。
症状が出ていなかったとしても、健康診断やワクチン接種のときに見つかることもあります。数か月齢の仔犬の場合、そのまま成長すると骨が変形して歩行が困難になる可能性もあるため、治療内容の判断を慎重に行います。すぐに手術が必要ない場合には、5年後、10年後の予測や家庭での気を付けるポイントをお伝えしています。

ドクターからのメッセージ古田 健介院長

体は元気だけど歩き方がおかしい、ケンケンする時があるなど、気になることがありましたらご相談ください。「このまま様子を見ていれば良いのか」「ケアをした方が良いのか」を判断できると、飼い主様の気持ちも変わると思います。ずっと付き合っていく愛犬の体の一部だからこそ、少しでもモヤモヤしている部分がクリアになるよう、一緒に治療方針や向き合い方を考えていきましょう。

犬の整形外科疾患(骨折、レッグペルテス、脱臼)
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犬の整形外科疾患(骨折、レッグペルテス、脱臼)

横浜青葉どうぶつ病院

場所
神奈川県横浜市 都筑区 中川中央 1 8 3 プリムローズ1F MAP
電話
045-910-5500
診察動物
イヌ ネコ ウサギ ハムスター フェレット モルモット
診察領域
歯と口腔系疾患 眼科系疾患 皮膚系疾患 脳・神経系疾患 循環器系疾患 呼吸器系疾患 消化器系疾患 肝・胆・すい臓系疾患 腎・泌尿器系疾患 内分泌代謝系疾患 血液・免疫系疾患 筋肉系疾患 整形外科系疾患 耳系疾患 生殖器系疾患 感染症系疾患 寄生虫 腫瘍・がん 中毒 心の病気

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