犬の整形外科疾患(骨折、レッグペルテス、脱臼)
骨折や脱臼を治すだけではなく、痛みを抑えて術後の生活のしやすさまで考慮した整形外科治療を提案します。
- 古田 健介院長
目次
一般的な診療、体調管理・ケアだけでなく、専門領域としては整形外科をメインに他院からのご紹介で特殊な手術や治療も行っています。動物の病気を治すのはもちろん、飼い主様の精神的サポートも意識して、獣医師だけでなく動物看護師とも協力しながら対応しています。ペットが家族となっている現在、飼い主様はペットの体調・健康について常に気にかけておられる方が多いので、診察の際には時間を取りながら、ひとつひとつお話するよう心がけています。
中学3年の時に、猫を保護して飼い始めたのがきっかけです。もともと動物は好きだったのですが、犬猫を飼うのが初めてで、もしこの子が病気になったら自分で診たいと考え、獣医になることを決意しました。今でこそ保護犬・猫活動が叫ばれていますが、その当時ペットショップで犬猫を買うという発想がそもそもなく、学生時代には保護した犬や猫を飼っていて、常に動物がいる状態でした。学生時代には授業にも犬と一緒に行ったりしていましたね。
いろいろな偶然が重なりました。妻(獣医師)の実家が近かったですし、私も以前に川崎市麻生区の病院に勤めていたため、土地勘がありました。この辺は緑が多く、住みやすいですし、ペットを飼うにはとてもいい環境です。病院も駅から近く、車も止めやすいので、患者さんが来院される際にも利便性がよいというのも決め手になりました。
病気を治すことが大前提ですが、飼い主様の考えを伺い、お悩みをクリアにできるよう意識しています。最先端の治療がベストではない場合もあります。ご家族の状況やペットの性格も考慮し、入院することで飼い主様の心配や不安が増すのであれば、通院の可能性も含めてトータルに考えていく。私たちの話し方で飼い主様の受け取り方も変わりますので、押し付けるのではなく、様々な選択肢を考えながら一緒に決めていくようにしています。
嘔吐、下痢、皮膚疾患などのよくある症状に加えて、骨折、関節の病気で来院する子の割合が当院は多いかもしれません。今は肥満のペットも多く、体重管理が難しい場合は月1で体重を計りに来る子もいますね。体重管理は、関節への負担を考えると整形外科の観点では非常に重要です。本当にダイエットさせようと思うと一人では心が折れてしまう飼い主様もおられるので、スタッフが一緒にサポートをしています。
私の専門は整形外科・神経系ですが、循環器や画像診断、小動物・エキゾチックアニマルの先生もいます。一般的な知識に加えて、各自が掘り下げて専門知識を研鑽し情報共有しています。必要な場合には大学病院も紹介しますし、逆に他院からのご紹介で外科手術をすることもあります。薬でコントロールできない水頭症の子にドレーンを入れて水を抜く手術なども行っています。必要があれば連携施設でCTを撮り、画像診断の先生と相談しながら、飼い主様には術前、術中、術後まできちんとご説明して手術を進められるようにしています。
慢性疾患で毎日のように通院して、通院が生活の一部になっている方もおり、飼い主様もペットも頑張ってくれていると感じることが多々あります。たとえ経過がこう着状態でも、飼い主様のほうが「先生と話して元気になった」と言ってくださることもあり、こちらが励まされます。
また、以前の勤務先で診ていた子が再び当院に来てくれると嬉しいですね。小さい頃から知っていてシニアになり、そんな子を見ると感慨深いです。長期間経過を診ることができるのは大学病院ではなかなか経験できない、開業の醍醐味ですね。
ペットの病気・健康への不安というのは誰しもあるかと思います。日常的な不安だけでなく、病気、怪我などによる突発的な心配などもあるのではないでしょうか。初期対応が肝心な場合もありますので、悩んでモヤモヤするよりも、不安を取り除くためにちょっとしたことでもご相談いただければと思います。当院もできるだけ満足いただけるよう、常にそれを目指して頑張りたいと思っています。
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長年信頼を寄せられている皮膚科系疾患の治療に加え、ペットのエイジングケアにも力を入れています。
飼い主様だけでなく、地域の獣医師からも紹介先として頼りにされる、外科治療専門の動物病院です。
発症後の致死率は9割を超える猫伝染性腹膜炎(FIP)。豊富な治療実績を基に、難病から愛猫を救います。