定期的な検診で、猫の「肥大型心筋症」を早期発見・早期治療
猫に多い心臓病「肥大型心筋症」は、予防も完治もできません。検診により、症状が出る前に発見しましょう。
- 森 伸介 院長
目次
斉藤副院長:各種予防接種や一般的な病気・けがの診療を行う医療機関を「一次診療病院」、大学病院のような高度な診療を行う医療機関を「二次診療病院」といいますが、当院は双方の特徴を兼ね備えた「1.5次診療病院」という位置付けのクリニックです。旭川周辺にお住まいの飼い主様では「元気がない、食欲がない」「動きに違和感がある」「しつけについて相談したい」といったことで来院されるケースも多いですが、二次診療病院がない道北・道央エリアから何時間もかけて、重症のワンちゃん、ネコちゃんを連れてこられる方もいらっしゃいます。特定の診療科に特化するのではなく、全身の疾患を総合的に診ることができるのも大きなポイントです。
和田看護師:獣医師や看護師だけでなく、JAHA(日本動物病院協会)認定の家庭犬しつけインストラクター、どうぶつケアスタッフ、栄養管理士、IT人材など、さまざまな職種が活躍しています。「動物が好き」「動物たちのために何かできることをしたい」という志を持ったスタッフに医療行為以外の業務を担ってもらうことで、獣医師・看護師が動物に向き合う時間をより多く確保することができています。
斉藤副院長:動物たちの病気を治すだけでなく、人と動物との関係性を改善することです。ワンちゃん、ネコちゃんがお腹を壊したり、皮膚に炎症が起きたりしているときは、暑さや寒さ、音や光、ハウスダスト等によるストレスが原因となっているケースも少なくないものです。飼い主様の思いを汲み取りながら、少しでも生活からマイナスの要因をなくし、プラスの方向に持っていくことを大事にしています。
和田看護師:飼い主様と獣医師、専門スタッフをつなぐ「架け橋」になることですね。例えば、飼い主様が獣医師の話を理解できていない様子が見られたら、看護師からもう一度噛み砕いて伝えたり、「聞き忘れたこと、わからないことはありませんか?」と声を掛けたりします。また人と動物との関係性改善のために、飼い主様のメンタル、ストレスのケアが必要であれば専門スタッフに繋ぎ、心穏やかに過ごせるようサポートします。すべてのスタッフがプロフェッショナルとして対等な立場で意見やアイデアを出し合い、「ワンチーム」で飼い主様に向き合うことが大切だと考えているのです。
斉藤副院長:CT装置に関しては、椎間板ヘルニアの病変部位や状況の確認など整形外科的な診療に用いたり、超音波検査だけでは難しい、体の内部にできた腫瘍やポリープの診断等に活用したりしています。
Cアームは、手術中に目視が困難な術野をリアルタイムで把握できるレントゲン撮影装置です。腎臓結石や膀胱結石、尿道結石の手術の際、特に威力を発揮します。MRIが必要な脳・神経系の病気を除き、あらゆる疾患に対応する体制を整えています。
和田看護師:ワンちゃん、ネコちゃんと一緒にお越しいただける、カフェ機能を持った複合施設です。コンセプトは、人・動物・自然環境の3つの健康を「ひとつの健康(ONE Health)」と捉えてリデザインすること。カフェではワンちゃんも一緒に食べられるメニューを用意しているほか、アニマルウェルフェア(動物の福祉)にも徹底的にこだわり、使用する乳製品や卵は厳選しています。診察の待ち時間だけでなく、「事情があって飼えないけれど動物たちと触れ合いたい」という方にも是非ご利用いただきたいですね。
斉藤副院長:ワンちゃん、ネコちゃんの体調が優れない時に、ひとつの症状などに集中しすぎて「悪い病気なのではないか」と不安に陥ってしまう飼い主様もいらっしゃるでしょう。私たちはそのような時も支えになれる、「安心の架け橋」と言える存在でありたいですね。
和田看護師:「まちの獣医さん」的な存在としてスタートした当院は、ワンちゃん、ネコちゃん、飼い主様に「寄り添う姿勢」をずっと大切にしてきました。どんなに些細なことでも構いませんので、お気軽にご相談ください。
猫に多い心臓病「肥大型心筋症」は、予防も完治もできません。検診により、症状が出る前に発見しましょう。
犬猫別の入口、専用待合室と診療室を備えつつ、森の中のような環境でお待ちしています。往診も対応します。
予約診療制で時間をかけてじっくり対話し、飼い主様と動物の立場で診療することを大切にしています。
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猫に多い心臓病「肥大型心筋症」は、予防も完治もできません。検診により、症状が出る前に発見しましょう。
高度な医療に身近な相談まで、「寄り添う診療」を人と動物へ提供。複合施設「ハルニレほっぽ」も魅力です。
初期には無症状であることも多い、犬や猫の肝疾患。血液検査や画像診断、腹腔鏡下での検査が有効です。