Rootsどうぶつ病院 滝本 功卓 院長 | ドクターズインタビュー

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頼れる獣医が教える治療法 vol.058

犬と猫の角膜潰瘍、内科と手術による治療
眼科系疾患
犬と猫の角膜潰瘍、内科と手術による治療
Rootsどうぶつ病院
滝本 功卓 院長
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長引く角膜潰瘍は別の病気かも。角膜上皮びらんには角膜格子状切開が有効

― 難治性の角膜上皮びらん(SCCEDs)という病気もあると聞きました。

「角膜潰瘍の治療をしているのに治らない」「治っても角膜潰瘍を何度も繰り返す」といったセカンドオピニオンの相談ではSCCEDs(スケッズ)が多くみられます。これは、角膜上皮と実質の間に硝子膜という膜ができて、角膜上皮がはがれてしまう病気です。角膜潰瘍の治療では治りにくく、SCCEDsであると正しい診断をして、角膜格子状切開など適切な処置を行えば一般的な角膜潰瘍と同期間で治癒します。

― 犬に多い白内障について教えてください。

水晶体が濁っていく病気です。水晶体はカメラのレンズにあたる役割で、黒目である虹彩の後ろにあります。加齢や糖尿病などが原因となることもあります。ヒトではアトピー性皮膚炎の人は罹患しやすいと言われており、犬でも皮膚疾患のある子は白内障になりやすい印象がありますね。
特に犬の白内障で注意が必要なのは、若い子で急速に進行した場合です。若齢性の白内障は2~3歳でも発症し、数週間で一気に白濁します。急速に進行した場合には、ブドウ膜炎や緑内障などの合併症により、激痛や失明を起こす可能性があるので手術を検討してください。ただし、網膜変性から白内障を起こしている場合には手術をしても視力は回復しないので、手術を適応するかどうかはケースバイケースです。当院では白内障手術は実施しておらず専門機関をご紹介しています。治療方針の決定や術後の管理はしっかりサポートしますのでご相談ください。

― 滝本先生が診療の際に心掛けていることはありますか?

誰が聞いてもわかるように説明することです。イラストを描いて説明することが多いですね。また、ほとんどの診療や検査を飼い主様の目の前で実施しています。診療の際は、複数の治療方針や治療内容を提示し、ペットと飼い主様にとって最善の方法になるように一緒に考えることを心がけています。

ドクターからのメッセージ滝本 功卓 院長

目を痛がる、しょぼしょぼさせる、目ヤニが出るなどの兆候があればご相談ください。院内の壁紙は、動物が安心して落ち着ける色である青色で統一しています。また、2022年から、自宅でオンライン受付ができる仕組みを整えたので、診療時間まではご自宅でお待ちいただくことも可能となりました。一人ひとりとしっかりお話して診療をしていますので、気になることがあれば遠慮なくお話しください。

犬と猫の角膜潰瘍、内科と手術による治療
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犬と猫の角膜潰瘍、内科と手術による治療

Rootsどうぶつ病院

場所
奈良県生駒市俵口町1142−3 MAP
電話
0743-86-4394
診察動物
イヌ ネコ ウサギ ハムスター フェレット
診察領域
歯と口腔系疾患 眼科系疾患 皮膚系疾患 脳・神経系疾患 循環器系疾患 呼吸器系疾患 消化器系疾患 肝・胆・すい臓系疾患 腎・泌尿器系疾患 内分泌代謝系疾患 血液・免疫系疾患 筋肉系疾患 整形外科系疾患 耳系疾患 生殖器系疾患 感染症系疾患 寄生虫 腫瘍・がん 中毒 心の病気 東洋医学 けが・その他 軟部外科

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