乙訓どうぶつ病院 中森 正也 院長 | ドクターズインタビュー

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頼れる獣医が教える治療法 vol.052

短頭種気道症候群の治療、外鼻孔狭窄と軟口蓋過長症の手術
呼吸器系疾患
短頭種気道症候群の治療、外鼻孔狭窄と軟口蓋過長症の手術
乙訓どうぶつ病院
中森 正也 院長
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短頭種気道症候群は進行性の病気。減量と早期の手術で悪化を防ぐ

― 短頭種気道症候群の治療について教えてください。

基本的には手術をしないと治りません。手術を回避したい場合には、ダイエットがもっとも効果的です。喉頭を拡張させる薬は、1か月ほどで効かなくなるため、手術をするまでのつなぎとして使用することが多いです。
外科の場合は、鼻の孔を広げる外鼻孔拡張、軟口蓋を短くして空気を通りやすくする軟口蓋切除、喉から飛び出した袋を切る喉頭小嚢切除という手術を組み合わせて実施します。94%の子では、この3つの手術によって症状が改善します。ほかには、永久気管切開術という、気管に穴を開けて喉を介さずに呼吸をできるようにする手術もありますが、加湿や痰の処理などケアが大変なので適用については飼い主様とよく話し合い検討します。

― 手術後の注意点や病気を予防するためにできることはありますか?

興奮させないこと、太らせないこと、涼しくすることが大切です。興奮して激しい呼吸をすることで、軟口蓋がまた伸びてしまう子もいます。首周りにお肉がつくと、軟口蓋を切除しても気道が狭くなり症状が出るので注意しましょう。

― 中森先生が診療の際に心掛けていることはありますか?

飼い主様に笑顔で帰ってもらうことですね。少なくとも1回診察の中で1度は笑顔になってもらうことを意識しています。
僕らは“治療をする”とはいっても、実際に動物に寄り添っているのは飼い主様であり、実際に頑張るのは動物たちです。獣医師は、飼い主様に寄り添うことしかできません。同じ治療内容であっても、前向きに良い気持ちで治療に取り組むか、可哀そうだと悲しみながらの治療になるか、飼い主様のモチベーションは僕らの言葉ひとつで変わってきます。残念ながら病気が見つかったとしても「病院に来て良かった」「安心した」と思ってもらいたい。そのために「今後、このような症状が出るかもしれない」「その場合はこの治療をしましょう」とプランを出して道筋を示す。それが、“動物と飼い主様と獣医師が同じ方向を向いて一緒に治療を行う”ということだと考えます。

ドクターからのメッセージ中森 正也 院長

動物は呼吸が苦しいことを自分から話してくれません。ですから、普段の様子や病院での検査に基づき、病態がどうであるか、どうすれば楽になるかを推測しながら治療を行っています。当院ではインフォームドコンセントを重視し、科学的根拠に基づく医療(EBM)と、対話に基づく医療(NBM)を意識して診療をします。データ的に良い治療をするだけではなく、分かりやすい言葉を使って説明するなど対話を通じて飼い主様の不安な気持ちを取り除き、それぞれの動物に適切な治療をしていけるように心がけています。些細なことでもお気軽にお話しください。

短頭種気道症候群の治療、外鼻孔狭窄と軟口蓋過長症の手術
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短頭種気道症候群の治療、外鼻孔狭窄と軟口蓋過長症の手術

乙訓どうぶつ病院

場所
京都府長岡京市下海印寺西条26 MAP
電話
075-958-3933
診察動物
イヌ ネコ ウサギ ハムスター フェレット 鳥
診察領域
歯と口腔系疾患 眼科系疾患 皮膚系疾患 脳・神経系疾患 循環器系疾患 呼吸器系疾患 消化器系疾患 肝・胆・すい臓系疾患 腎・泌尿器系疾患 内分泌代謝系疾患 血液・免疫系疾患 筋肉系疾患 整形外科系疾患 耳系疾患 生殖器系疾患 感染症系疾患 寄生虫 腫瘍・がん 中毒 心の病気 東洋医学 けが・その他 軟部外科

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