川西池田いぬとねこの病院 山本 孟 院長 | ドクターズインタビュー

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頼れる獣医が教える治療法 vol.041

犬の膿皮症の治療~再発性膿皮症と薬剤耐性菌への対応
皮膚系疾患
犬の膿皮症の治療~再発性膿皮症と薬剤耐性菌への対応
川西池田いぬとねこの病院
山本 孟 院長
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川西能勢口駅から徒歩10分の「川西池田いぬとねこの病院」は、皮膚科や耳科の診療に力を入れている病院だ。膿皮症は犬の代表的な皮膚疾患であるが、その治療は簡単ではない。膿皮症の原因は細菌感染だけではなく、食物アレルギーや糖尿病など基礎疾患が関わることも多い。近年では薬剤耐性菌が治療をより困難にしているという。そのため、再発を繰り返す再発性膿皮症には、薬剤感受性試験やアレルギー検査が重要だ。同院の山本孟院長は、薬剤耐性菌を考慮した“抗菌薬をなるべく使用しない治療”を提供する。「皮膚病の治療は長い。治療の道筋を伝えることが大事」と話す山本院長に、再発性膿皮症の治療や薬剤耐性菌について詳しく伺った。(取材日 2020年10月26日)

膿皮症は皮膚免疫の異常が原因。薬剤耐性菌やアレルギーの存在を把握することが重要

― 膿皮症について教えてください。

なんらかの原因により皮膚のバリアが壊れ、毛穴に菌が入り込み炎症を起こす病気です。毛穴同士の炎症がつながることで大きな病変となり、痒みや脱毛が生じます。もともと皮膚には多くの菌が存在していますが、健康な皮膚では膿皮症にはなりません。他の問題で皮膚免疫が異常をきたした結果として、膿皮症が引き起こされます。
膿皮症は1か月ほどの治療で完治する子もいますが、治療が長引くことや数か月後に再発することも珍しくない、厄介な病気です。1年に2回以上膿皮症を患ってしまう状態を「再発性膿皮症」と呼びます。

― 再発性膿皮症になる原因はあるのでしょうか?

再発性膿皮症の子の約7割は何らかの膿皮症以外の病気を持っています。食物アレルギーや犬アトピー性皮膚炎といったアレルギーが多いですが、糖尿病やクッシングなどの内分泌疾患、誤った方法によるシャンプーの実施や自分自身の毛が刺激となり発症することもあります。高齢の子では腫瘍による免疫力低下も念頭におかなければなりません。これらのケースでは、細菌感染だけではなく根本原因の精査と治療が必要となります。また、抗菌薬が効かない薬剤耐性菌も原因の一つです。

― 山本先生は再発性膿皮症の子に対してどのように治療を行っていますか?

抗菌薬を投与されたことのある膿皮症の子では、細菌培養検査と薬剤感受性試験を行います。培養検査で菌の種類を特定し、感受性試験により効果のある抗菌薬を調べます。基礎疾患の治療と合わせて、シャンプーや外用薬、食事の見直しなどを行います。当院では、薬剤耐性菌を生まないようにするために、抗菌薬の使用はなるべく減らしています。効果のある抗菌薬が見つかったとしても、あえて投与しない治療を選択することもありますね。
ほかではあまり行われていない治療として、インターフェロンやナノバブルを発生させるオゾンペットシャワー®を用いた治療も取り入れています。従来の治療では改善が見られなかった子でも効果が得られるケースがあり、期待がもてる治療法です。

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犬の膿皮症の治療~再発性膿皮症と薬剤耐性菌への対応

川西池田いぬとねこの病院

場所
兵庫県川西市栄根1丁目7−13 トサキビル1F MAP
電話
072-757-9810
診察動物
イヌ ネコ
診察領域
歯と口腔系疾患 眼科系疾患 皮膚系疾患 脳・神経系疾患 循環器系疾患 呼吸器系疾患 消化器系疾患 肝・胆・すい臓系疾患 腎・泌尿器系疾患 内分泌代謝系疾患 血液・免疫系疾患 筋肉系疾患 整形外科系疾患 耳系疾患 生殖器系疾患 感染症系疾患 寄生虫 腫瘍・がん 中毒 心の病気 東洋医学 けが・その他 軟部外科

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