川西池田いぬとねこの病院 山本 孟 院長 | ドクターズインタビュー

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頼れる獣医が教える治療法 vol.041

犬の膿皮症の治療~再発性膿皮症と薬剤耐性菌への対応
皮膚系疾患
犬の膿皮症の治療~再発性膿皮症と薬剤耐性菌への対応
川西池田いぬとねこの病院
山本 孟 院長
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膿皮症に抗菌薬以外の治療法。食事療法やインターフェロンも効果的

― 膿皮症にもかかわる薬剤耐性菌とはどのようなものでしょうか?

再発性膿皮症の子のほとんどで薬剤耐性菌が見つかります。複数の薬剤に対して耐性を持っていることが多く、抗菌薬が1つも効かない菌が検出されることもあります。抗菌薬を正しい期間飲み切らないことや、1年間で2回以上抗生物質を投与することで、このように耐性が獲得されるリスクが生まれます。細菌は遺伝により耐性を伝えるほか、接合と呼ばれる細菌同士の接触によってもほかの菌に伝えます。そのため、今まで抗菌薬を飲んだことがない子であっても耐性菌が検出されるケースもあるのです。
抗菌薬が効かない耐性菌は、膿皮症の治療を困難にするだけではありません。手術後に投与する抗菌薬も効かず、細菌感染を防げなくなってしまう恐れもあるため、耐性菌を生まないことが大切です。

― そこで食事療法やインターフェロンの治療も重要になるのですね。

「薬剤耐性があり抗菌薬が効かない」ことが分かっても、その状態が一生続くわけではありません。抗菌薬を投与しない期間を一定期間作ると、薬剤耐性菌が変わり抗菌薬の効果が得られるようになります。休薬期間を作るためにも、当院では食事療法やインターフェロン治療に注力しています。
インターフェロン注射は、基礎疾患のない膿皮症の子、アレルギー疾患を持つ子のどちらでも、継続して投与することで膿皮症の再発率を下げるというデータが出ています。食事療法は食物アレルギーを持つ子に対する治療法です。現在食べているフードの成分を調べ、それと一致しない成分のご飯を与えることで、改善するかどうか判断します。はじめの2か月間は除去食試験を行うため、与えられるご飯の種類が少なくなりますが、その後は食べられる食材を増やすことができるようになります。あげたいご飯をあげられず飼い主様にストレスがかかる治療ですが、その子の一生のご飯にかかわることですので、最初の2か月を頑張って乗り越えましょう。

― 飼い主様にお話しされる際に気を付けていることなどはありますか?

「次回の来院のときにはなにをするか」を必ずお伝えしています。皮膚科の診療では2週間後に来院をしてもらうことが多いのですが、良くなっていることもあれば変化がないこともあります。治療の道筋がないと、飼い主様も来院するかどうか判断に迷われることもあるでしょう。次回の来院は途中経過の確認のためであることをお伝えし、「良くなっていれば同じ治療を続けます」「良くなっていないのであれば、薬が効いていないということなので、どの抗菌薬が効くか検査を行います」というように、具体的に説明しています。

ドクターからのメッセージ山本 孟 院長

今回は膿皮症の話を中心にしましたが、当院では皮膚や耳の診察を全般に行っています。痒みは命にかかわらない代わりに、動物自身と飼い主様のQOLが長期にわたって著しく下がってしまう可能性がある病気です。痒みや脱毛、外耳炎など、お困りのことがありましたら気軽にご相談ください。

犬の膿皮症の治療~再発性膿皮症と薬剤耐性菌への対応
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犬の膿皮症の治療~再発性膿皮症と薬剤耐性菌への対応

川西池田いぬとねこの病院

場所
兵庫県川西市栄根1丁目7−13 トサキビル1F MAP
電話
072-757-9810
診察動物
イヌ ネコ
診察領域
歯と口腔系疾患 眼科系疾患 皮膚系疾患 脳・神経系疾患 循環器系疾患 呼吸器系疾患 消化器系疾患 肝・胆・すい臓系疾患 腎・泌尿器系疾患 内分泌代謝系疾患 血液・免疫系疾患 筋肉系疾患 整形外科系疾患 耳系疾患 生殖器系疾患 感染症系疾患 寄生虫 腫瘍・がん 中毒 心の病気 東洋医学 けが・その他 軟部外科

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