山下 洋平先生 エビス動物病院 | ドクターズインタビュー

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頼れる獣医が教える治療法 vol.022

犬猫の眼科診療。失明から回復させる最新手術
眼科系疾患
犬猫の眼科診療。失明から回復させる最新手術
エビス動物病院
山下 洋平先生
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仙台市太白区のエビス動物病院は、打放しコンクリートと木が調和したデザイナーズ住宅のようなおしゃれな動物病院だ。こちらでは一次診療の病院でありながら眼科の専門診療も行い、さまざまな眼の相談を受け入れている。白内障や緑内障は治療をせず放置をすると失明にもつながる病気であるため、目の異常がみられたら早めに診察を受けることが大切だという。山下洋平院長は、日本国内でも数名しか実施できない、網膜剥離による失明からの視力回復が見込める「硝子体手術」を行うことができる獣医師だ。「飼い主さんと動物が幸せになれる方法を提供したい」と話す山下院長に、注意するべき眼の病気や硝子体手術についてお話を伺った。(取材日 2018年1月19日)

ダックスやシーズー、柴犬、トイプードルは特に注意。眼の病気は進行しやすく、早めの治療が大事

―エビス動物病院ではどのような相談が多いのでしょうか?

眼科専門診療では「痛そうに目をつぶったり、痒がったりする」「目ヤニが多い」「目が赤い」などの症状で来院される方が多いですね。もともと通院されている方と、セカンドオピニオンとして他院から来院される方が半々ほどです。当院は一次診療の病院でもあるので、「ちょっと気になる症状がある」と来院された方が、すぐに治療を開始できることが特徴です。
眼の病気は早く対処をするほど治りが早く、逆に放置していると次々にほかの病気を併発する可能性があります。特に急性緑内障では発症後24~72時間以内に眼圧を下げる治療を開始しないと失明してしまうので、目の異常に気付かれたら早めに来院していただきたいと思います。

―特に眼科で注意した方が良い犬種や症状はありますか?

病気のなりやすさは犬種により異なります。遺伝的に、柴犬には緑内障やブドウ膜炎、ダックスには進行性網膜萎縮症、シーズーには網膜剥離が多く見られます。また、シーズーやパグなどの目が大きい短頭種では、まばたきでしっかりと目を閉じられず、乾燥して傷が治りにくくなっている子が多くいます。白内障は犬種を問わず高齢になると発症しやすく、進行すると失明してしまう恐れがあります。糖尿病の子は必ず白内障を併発し、進行も早いので特に注意が必要です。猫では主にヘルペスウイルスが原因の角膜炎や結膜炎が多くみられますが、ウイルスを抑えることで症状をコントロールできます。

―山下先生が眼科診療に力を入れるようになったきっかけはありますか?

最初に勤めた病院が眼科の専門診療を行っていたことがきっかけです。新人の私にいろいろと教えてくれ、やればやるほど面白く興味を惹かれました。眼科は獣医療の中でも特殊な分野で、「知識」「眼科専用の機械」「機械を扱う技術」が必要となるため、診療を得意としていない病院が多いのが現状です。治療において難しいこともありますが、白内障や網膜剥離で目が見えなくなった子が、手術に成功してお迎えの時に飼い主さんの顔に向かって飛びつく姿を見るときは、本当に嬉しい瞬間です。

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犬猫の眼科診療。失明から回復させる最新手術

エビス動物病院

場所
宮城県仙台市太白区西多賀3−3−43 MAP
電話
022-341-6121
診察動物
イヌ ネコ
診察領域
歯と口腔系疾患 眼科系疾患 皮膚系疾患 脳・神経系疾患 循環器系疾患 呼吸器系疾患 消化器系疾患 肝・胆・すい臓系疾患 腎・泌尿器系疾患 内分泌代謝系疾患 血液・免疫系疾患 筋肉系疾患 整形外科系疾患 耳系疾患 生殖器系疾患 感染症系疾患 寄生虫 腫瘍・がん 中毒 心の病気 けが・その他

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