伊藤 祐典院長 パル動物クリニック | ドクターズインタビュー

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頼れる獣医が教える治療法 vol.019

犬・猫のリンパ腫。診断と治療
腫瘍・がん
犬・猫のリンパ腫。診断と治療
パル動物クリニック
伊藤 祐典院長
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リンパ腫は部位も症状も多様。正しい診断が正しい治療につながる。

―リンパ腫とはどのような病気ですか?

免疫を司る白血球の中にある「リンパ球」と言う細胞が悪性腫瘍になってしまう病気です。リンパ腫と言うとリンパ節が腫れるイメージがあると思いますが、血液の中に含まれる細胞なので、全身どこにでも病変ができ、症状の出る可能性があります。
例えば、犬では腸管に出るリンパ腫により血便や下痢などの症状がありますし、猫では鼻腔内リンパ腫により顔が腫れたり鼻血が出たりと言った症状があります。
また、リンパ球の種類(T細胞、B細胞など)や、進行スピード(高悪性、低悪性)により治療方針が異なるので、しっかりと診断を付けることが、その後の治療をする上で大切です。

―パル動物クリニックではどのように治療を進めていくのですか?

リンパ腫は「血液のがん」なので、抗がん剤治療がメインになります。ただし、診断の結果次第では、外科手術や放射線治療などの局所治療も行う場合があります。
抗がん剤には多くの種類があり、注射や点滴、錠剤など使用方法も様々です。診断結果に応じて数種類の抗がん剤を組み合わせ、決まったプロトコル(使用法)に沿って投与し、治療を進めていきます。副作用が強く出過ぎた場合には、抗がん剤を減量するなどの判断を行います。
決められたプロトコルが終了して寛解した後は、月に1回ぐらいのペースで定期検査に来ていただきます。

―抗がん剤にはどのような副作用があるのでしょうか?

抗がん剤は増殖が盛んな細胞を攻撃するタイプのものが多く、悪性腫瘍の他にも体内で盛んに増殖する細胞が攻撃されることで副作用が出ます。一番ダメージを受けやすいのは免疫を司る白血球の細胞です。ですから、抗生物質を使ったり、白血球を増やす薬をつかったりして、感染症にかからないようにします。他に嘔吐や下痢の症状が出る場合も多いですが、適切な処置を行い対応していきます。

―飼い主さんに説明する際に気を付けていることはありますか?

正しいデータを提示し、正しい治療を提案することを心がけています。
データについては、平均生存期間や、治療により寛解(腫瘍が認められなくなること)が維持できる期間など、ネガティブな情報もポジティブな情報も全てお話をしています。治療については、設備等の理由により当院ではできないものであっても、可能性があるものは全て提案をするのが当院の方針です。
治療が難しい病気でも治る可能性が少しでもあればお伝えしていますし、どうしても完治が難しい場合でも、飼い主さんと相談の上、どこまで治療をするのかを決めるようにしています。

ドクターからのメッセージ伊藤 祐典院長

例えば皮膚の病気であればペット自身が舐めたり咬んだりするので飼い主さんもすぐ気がつくのですが、腫瘍は外から見ているだけでは気がつきにくい病気です。 当院では春と秋、年に2回健康診断のキャンペーンや、健康診断を受けてくれた子は月に1回まで診察料を無料にする取り組みにより病院の敷居を下げ、来院する回数を増やしていただくことで、早期発見を目指しています。 健康な普段の状態を知ることで、小さな変化に気が付きやすくなります。また、「犬や猫は人の4倍のスピードで歳を取る」とも言われています。特に症状が無い場合でも聴診や身体検査は受けられますので、気軽に来院していただきたいですね。

犬・猫のリンパ腫。診断と治療
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犬・猫のリンパ腫。診断と治療

パル動物クリニック

場所
愛知県碧南市向陽町3丁目46 MAP
電話
0566-41-7510
診察動物
イヌ ネコ
診察領域
歯と口腔系疾患 眼科系疾患 皮膚系疾患 脳・神経系疾患 循環器系疾患 呼吸器系疾患 消化器系疾患 肝・胆・すい臓系疾患 腎・泌尿器系疾患 内分泌代謝系疾患 血液・免疫系疾患 筋肉系疾患 整形外科系疾患 耳系疾患 生殖器系疾患 感染症系疾患 寄生虫 腫瘍・がん 中毒 心の病気 けが・その他

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