村谷 親男院長 アニーマどうぶつ病院 | ドクターズインタビュー

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頼れる獣医が教える治療法 vol.017

犬猫のアトピーを完治させる治療
皮膚系疾患
犬猫のアトピーを完治させる治療
アニーマどうぶつ病院
村谷 親男院長
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アレルギーの原因物質を使ってアトピー性皮膚炎を完治させる減感作療法

―減感作療法について教えてください。

減感作療法はアトピー性皮膚炎を根治させる、唯一の治療法です。アトピーはアレルゲンに対して免疫が過剰に反応することで起こりますが、減感作療法によって過剰反応を抑えることができます。具体的には、アレルギー反応が出ないほど薄い濃度のアレルゲンを体内に入れ、濃度を徐々に濃くしていくことで体質が改善し、最終的には薄められていないアレルゲンを摂取してもアレルギー反応を起こさなくなるという仕組みです。
減感作療法を行う場合は、まず血液検査を行い、アレルゲンを特定します。一度の検査で食物や樹木、カビなど92種類のアレルゲンを調べることができます。アトピー体質の子は、アレルゲンが一つではなく、食物アレルギーと環境アレルギーなどが複合しているケースがほとんどで、多い子では40種類近くのアレルゲンに反応している場合もあります。特定したアレルゲンに合わせて、その子専用の減感作薬である抗原液を調合します。

―具体的にどのような治療になるのでしょうか?

皮下注射と舌下療法の2種類に分けられます。投薬スケジュールは異なりますが、どちらのやり方を選んでも効果の差はありません。
皮下注射の場合は院内で処置をします。初回は少量・低濃度のアレルゲンを注射し、5日後、10日後と徐々に濃度を上げ、間隔も長くして(最長1か月間隔)、3~4年間で処置をしていきます。
舌下療法の場合は自宅で治療を行います。毎日決まった時間、できれば午前中に、歯茎と頬の内側の間に薬液を垂らします。舌下療法ではこれを毎日、3~4年間続ける必要があります。
皮下注射と舌下療法では、来院頻度と家庭での対応が異なりますので、飼い主さんと相談をした上でどちらの治療を行うか決定します。どちらの治療法であっても、導入後2~3か月で改善する場合もあり、ほとんどのケースでは6か月後までには何らかの改善を示していることが多いです。

―どのような子に減感作療法は向いているのでしょうか。

6歳以下で1年中痒みに悩まされている子をお持ちの飼い主さんには、減感作療法を検討していただきたいですね。減感作療法で効果が得られると、薬を飲む必要がなくなります。薬の長期投与には副作用が出る恐れがありますし、ずっと痒みがあるというのはその子にとって苦痛なことです。減感作療法により、2/3ほどの割合でアトピーが完治するので、試す価値がある治療法と言えるでしょう。
完治をするまでに3~4年かかる治療ではありますが、治療を開始して最初の6か月が経過した時点で判定を行い、治療を継続するかどうかを決定します。判定の結果、減感作療法ではなく通常の薬やシャンプーによる治療法が合っているという診断になることもありますので、愛犬・愛猫の痒みでお悩みの方は一度ご相談ください。

ドクターからのメッセージ村谷 親男院長

「こんなことを聞いていいのかな」ということであっても、遠慮なく何でも聞いてください。私たちは話をお聞きして、飼い主さんに安心してもらうことが仕事です。「先生やスタッフが忙しそうで質問ができなかった」ということがあったら獣医師失格だと思っています。どんなに些細な内容でも、不安なことや分からないことを飼い主さんが安心して相談できる病院でありたいと考えています。

犬猫のアトピーを完治させる治療
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犬猫のアトピーを完治させる治療

アニーマどうぶつ病院

場所
東京都中央区月島1-5-2 キャピタルゲートプレイス MAP
電話
03-5144-0012
診察動物
イヌ ネコ
診察領域
歯と口腔系疾患 眼科系疾患 皮膚系疾患 脳・神経系疾患 循環器系疾患 呼吸器系疾患 消化器系疾患 肝・胆・すい臓系疾患 腎・泌尿器系疾患 内分泌代謝系疾患 血液・免疫系疾患 筋肉系疾患 整形外科系疾患 耳系疾患 生殖器系疾患 感染症系疾患 寄生虫 腫瘍・がん 中毒 心の病気 東洋医学 けが・その他

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