動物病院業界の既成概念や暗黙の了解みたいなものをぶっ壊そうと挑戦している病院です。
「ぶっ壊す」なんていうとロックな感じで、突飛な病院を想像されてしまうかもしれませんが、そういう病院ではありませんよ。待合室に一歩入って頂ければ感じてもらえたと思いますが。
別に奇抜なことをやりたいわけではないのです。この業界にいて、そんなことが当たり前にまかり通っているっておかしくないか?と私が感じたことを一つずつ変える作業をしているだけです。
例えば、待合室を例に挙げると、動物病院なんて待合室は狭くて、少しくらい汚れて臭いのはしょうがないでしょ?という動物病院側の甘えを私は許せません。だから充分なスペースを確保し、絶対に臭くない、クレンリネスの行き届いた快適な空間を造ることに異常な程気を遣っています。
最近の動物病院は「いつでも遊びに来て下さい」みたいな気軽なイメージ造りがトレンドになっていますが、あれも私は首をかしげてしまいます。動物病院側の視点で言えば、これからは予防医療が重視される時代で、それには来院回数を増やしてもらうことが欠かせません。だから気軽に来院できるイメージ造りという発想はわからなくないのですが、そういう気安い姿勢は意識の低下、医療の質の低下に繋がりますし、オーナーの視点に立ってみると「用もないのに病院になんて遊びに行くわけないじゃないか」って私なら思ってしまいます。病院というのは予防にせよ治療にせよ、なんらか病気に関わる動物を連れていく場所ですよね?「気軽に遊びに行く場所」ではなくて「行かなくていいのなら行きたくない場所」ではないですか?そしてだからこそ、そこに連れて来られた動物と不安を抱えてわざわざ来院されたオーナーに対して最良の対応で迎える必要があるというのが当院のスタンスです。
また、医療はサービス業じゃないんだから接客に重きを置くことは邪道というような考えがいまだ根強いですが、これも当院が挑んでいることの一つです。私に言わせれば、むしろ生命に向き合う真剣な現場だからこそ、スタッフの身だしなみやホスピタリティにもサービス業以上の最大限のものを提供しなければなりません。私は常々スタッフに言っているのですが、リッツ・カールトンやフォーシーズンズ、帝国ホテルなどに匹敵するホスピタリティをオーナーに提供したいと考えています。
結果的にはそうかもしれません。病院とホテルリゾートでは色々と性質が違うことはわかっていますし、まだまだ大きな差がありますが、親切さや気遣いの度合いとして目指すべきはそのレベルであり、意識して近づく努力をしなければ、その距離が縮まることはないですからね。
港北どうぶつ病院
見落とさないための丁寧な診察。院長常駐で夜間診療にも対応している、清潔感あふれる動物病院です。
超音波は痛みのないリアルタイムの体内が分かる検査。診療の可視化で飼い主と三位一体の治療につなげます。
治療可能な病気はすべて治してあげたい。予防から内視鏡手術まで対応するホームドクターです。