救える命のために手を尽くす、供血犬のいる動物病院
血液系疾患患者のための輸血外来を設置。腫瘍や慢性疾患等のセカンドオピニオンにも積極的に対応します。
- クレア動物病院 大阪府大阪市天王寺区
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- 田中 誠悟 院長
目次
小さい頃から生き物が大好きで、犬や猫、虫や鳥などさまざまなペットを飼っていました。特に印象に残っているのは、小学生の頃に飼っていた犬。私が帰宅すると必ず、家族のだれよりも先に出迎えてくれるやさしい子でした。
医学部を目指したこともありましたが、進路選択のときに選んだのは獣医師です。飼ってきたペットの影響もあって、自分にはこの道以外にはないと思うようになり、山口大学農学部獣医学科(現山口大学共同獣医学部)に進学しました。
広島の動物病院で経験を積み、横浜では事業継承による開業も経験。その後は家族のいる広島に戻り、当院を開院しました。
常に意識しているのは、見落としのない診察を行うことです。動物はしゃべることができないため、飼い主様のお話を聞いて判断する必要がありますが、それだけでは適切な診断ができないこともあります。
誤飲が原因で体調を崩すケースは、その一例でしょう。飼い主様が見ていないときに何かを飲み込んでいたら、だれにも分かりません。そのため動物の表情を見て少しでも違和感がある場合は念入りに検査を行い、原因を究明してから診断をつけるようにしています。
また皮膚病では、最適なお薬を選ぶために皮膚検査を実施。下痢や嘔吐など消化器の症状でも、肝臓や膵臓を悪くしているケースを考慮して血液検査を行っています。
何でも原因を知りたくなるのは、私の性格です。診察用の機械に不具合があったときには、自分で分解して調べるほど。この性格を診察に活かして、見落としや誤診の防止につなげたいですね。
世の中の流れを知るためにニュースやトレンドをこまめにチェックし、新しいものを試すことが好きですね。病院運営においても最新の設備や手術器具を導入し、毎年新しい治療薬を使っています。経営とのバランスを見極めながらにはなりますが、新しい物事への感度を高め、積極的に取り入れて、より良い動物医療を提供したいと考えています。
特長はいくつかありますが、中でも清潔感のある空間作りにはこだわりを持っています。イチから建てた病院ならではの清潔感は、他の病院にはない特長ではないでしょうか。
飼い主様から好評なサービスは、LINEを使った情報提供です。入院中やペットホテルでお預かりした際の様子を写真と動画でお送りしています。安心できることはもちろんですが、自分では意外と撮らない、何気ない日常を収めた写真や動画が記念になると喜ばれています。
病院名には、飼い主様の“好み”に合う動物病院でありたいという想いを込めました。私の出身地である大阪と、ここ広島をつなぐ“お好み焼き”もかかった名前です。
患者さんは犬・猫が中心で、その中でも犬の患者さんを多く診ています。
相談内容でもっとも多いのは皮膚病です。当院は外科と内科の全般に対応しており、腫瘍科、整形外科、軟部外科、皮膚科、眼科、泌尿器科、消化器科の専門科を開設しています。さまざまな医療ニーズにお応えできる中核病院を目指していますので、よくある病気から難しい病気までお気軽にご相談いただきたいですね。
学生時代、大学でお世話をしたラブラドールを時折思い出すことがあります。皮膚がんを患い、半年にもおよぶ治療の末、最期は安楽死となりました。悲しむ暇もなく解剖をしなければなりませんでしたが、これ以上ないくらい壮絶な経験でしたね。今の私を形作った出来事といっても過言ではありません。学生のときから診察に関われたこと、そして難しい病気に対峙して、尊い命と向き合った経験は、私の大きな財産です。
子犬や小猫の患者さんを目にしたとき、私はいつも幸せな気持ちになります。理由は、目の前にいる人たちが、ペットと共に歩む人生を選んだことがうれしいから。この先も動物を愛する人が増えることを願っています。
開院から4年目を迎え、最近では遠方の患者さんも増えてきました。多くの飼い主様に好きになっていただける病院になれるよう、これからも目標に向かって邁進します。当院に興味を持った方は、ぜひご来院ください。何でもご相談していただける、良い関係を築いていけたらと思っています。
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血液系疾患患者のための輸血外来を設置。腫瘍や慢性疾患等のセカンドオピニオンにも積極的に対応します。
ペットと長く楽しく過ごせる治療を選択するために、高度な機器と技術で消化器型リンパ腫を診断します。
ペットにも起こる、腎不全と心腎関連症候群。細やかに状態を把握し、適切な治療を行う必要があります。