院長:東洋医学と西洋医学の両方を取り入れています。僕が西洋医学、外科や眼科、循環器科を担当して、副院長は西洋医学に加えて鍼灸、漢方などの東洋医学(中医学)を専門としています。西洋医学だけでは「ここまでしか治らない」という症例でも、東洋医学との組み合わせで効果が期待できることもよくありますね。東洋医学で効果が見込めそうな子には「次回は副院長が診察する」ということもしています。
副院長:鍼灸は整形外科や神経系の症例への使用が多いですが、一部の脱毛症などの皮膚疾患や、便秘などの消化器疾患にも使用することがあります。漢方薬は消化器疾患や皮膚疾患、腫瘍などほとんどの病気で活用できます。成長が遅い子に漢方を処方すると、体が一気に大きくなることもあるんですよ。飲む漢方薬だけではなく、塗る漢方薬も取り入れ、適用の幅がさらに広がっています。
院長:「困っていることを解決する」「早く治す」ことを大切にしています。飼い主さんはなにかに困っているから来院される。それをお聞きして、「飼い主さんの悩みと、犬猫の悩みが一致しているか」も考えながら、なるべく早く解決できるように努めています。治療や診療方針を決める際など、飼い主さんにいくつか提案をして、ご要望を確認しながら実際の治療や診療を行っています。決して特別なことではないですが、普通のことをしっかりと丁寧に行っていくことが重要と考えています。
副院長:「治る病気なのか」と「治療プラン」を最初にお伝えします。治らない病気であるのに治る病気だと思われてご相談にくる方もいらっしゃいます。「どれぐらいの期間、どのような治療をしたら、どういった効果が予想されるか」をしっかり伝えることを心がけています。費用や通院頻度の話も重要ですね。治療を中途半端にやめると動物がかわいそうなので、治療を続けていくかどうか、飼い主さんの意向も定期的に伺います。
副院長:東洋医学は治す医学ではなく、体質を整える医学です。たとえば、腫瘍の子に対して漢方を処方する場合、「がんになりにくい体質に変えること」を目的とします。漢方と一緒に抗がん剤治療を行うことで、相乗効果が期待できるのです。
東洋医学の治療をご希望の方に対しても、最初に西洋医学による診断や治療が十分かどうかを検証します。東洋医学で効果が見込める場合、目や毛の色、耳や足の温度、暑がりか寒がりかといった中医学的な見地から問診を行います。
横浜もみじ動物病院
小さなことでもご相談を。動物と家族の幸せのため「大きなトラブルになる前に解決する方法」を考えます。
気兼ねなく話せる関係を大切に、病気の予防から専門診療まで犬猫の一生涯を手厚くサポートします。
動物と飼い主、家族みんなの幸せが本当の幸せ。ささいなことでも相談しやすい病院です。