- 街の頼れる獣医たち vol.044
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アイリス動物医療センター中村 匡佑 センター長
札幌市白石区にある「アイリス動物医療センター」は、2020年に移転リニューアルし、より高度な医療を提供できる体制を整えた。獣医師や看護師、トリマーがそれぞれ専門分野を磨き、高いレベルの医療やサービスの提供を行っている。循環器科や歯科、腫瘍科など8つの専門科目にわかれ、症状に合わせて専門の医師が診察を行う。チーム医療により、今まで対応ができなかった症例も診察ができるようになったという。「医療センターという名前になったが気軽にどんどん来てほしい。私たちの根幹は飼い主様と同じ“動物好き”です」と笑顔で話す中村匡佑センター長、倉本聡先生、加藤和貴先生、波田晃先生に病院の特徴について伺った。(取材日 2020年8月2日)
犬にも猫にもやさしい病院へ。1.5次診療を提供する“かかりつけ”病院
― 病院が新しくなったのですね。
2020年8月に移転して、「アイリス犬猫病院」から「アイリス動物医療センター」へ名称を変更して、再出発しました。診察室は5部屋に増え、待合室や診察室、入院室は犬と猫で完全に分かれています。駐車場も12台に拡大しました。
設備面では、手術室の環境を整えることでより複雑な手術が可能になり、全部屋に酸素吸入口を設置することで救急にも対応できるようになっています。
― 以前は「予防医療を中心とした0.5次診療」を重視されていましたが、コンセプトなどは変わったのでしょうか?
「患者様に寄り添う姿勢を大切にする」「病気にならないように予防医療を重視する」というコンセプトは変わりませんが、難治性の病気のセカンドオピニオンや高度な手術などの「1.5次診療」にも対応できるようになりました。子犬・子猫であれば、飼い方や予防、その犬種・猫種で注意が必要な病気をお伝えし、病気の子であれば、治療をしてその子らしく長生きできるようにする。「治療して終わり」ではなく、付加価値をつけるべく高いレベルの情報提供を行うことを心がけています。
―1.5次診療について詳しく教えてください。
各々の獣医師が高い専門性を持ち、道外から循環器科や皮膚科認定医の先生にもお越しいただき、高度医療を提供しています。専門の獣医師がいることで、今までは二次診療施設をご紹介していた症例の子であっても、当院で治療ができるようになりました。
近隣の病院との協力体制も整え、CTなどの画像検査が必要となった際もスムーズに検査が可能です。地域の基幹病院として高度医療を提供すると同時に、気軽に足を運べる病院でありたいと考えています。
アイリス動物医療センター
- 場所
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北海道札幌市白石区本郷通7北4−16
MAP
- 電話
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011-876-8683
- 診察動物
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イヌ ネコ
- 診察領域
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歯と口腔系疾患 眼科系疾患 皮膚系疾患 脳・神経系疾患 循環器系疾患 呼吸器系疾患 消化器系疾患 肝・胆・すい臓系疾患 腎・泌尿器系疾患 内分泌代謝系疾患 血液・免疫系疾患 筋肉系疾患 整形外科系疾患 耳系疾患 生殖器系疾患 感染症系疾患 寄生虫 腫瘍・がん 中毒 心の病気 東洋医学 けが・その他
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