アイリス動物医療センター 加藤 和貴 先生 佐々木 慎弥 先生 倉本 聡 先生 | ドクターズインタビュー

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街の頼れる獣医たち vol.044
アイリス動物医療センター
  • 加藤 和貴 先生
  • 佐々木 慎弥 先生
  • 倉本 聡 先生
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地下鉄東西線南郷7丁目駅より徒歩7分。閑静な住宅街に見えてくる、白を基調とした清潔感ある建物が「アイリス動物医療センター」だ。広々とした待合室の壁には、犬と猫をあしらったハート型のロゴマーク。診察時間が始まると同時にペットを連れた飼い主が駆け込むと、獣医師やスタッフが明るい笑顔で迎え、安心感を与える。「一緒に生きていく、全てを支える」の理念の下、獣医師が連携し、それぞれの専門性を活かすことで動物と家族により多くの選択肢を提供している。外科領域を担当する加藤和貴先生、佐々木慎弥先生、倉本聡先生の3名に話を伺った。(取材日 2023年6月14日)

チーム医療の実践と充実した設備で、「地域医療」と「高度医療」を両立

― 地域での高度医療の実践に取り組んでいるそうですね。

アイリス動物医療センターは、予防診療や日常的な心配事から重篤な疾患まで対応できる動物病院です。近年は犬、猫共に寿命が伸びており、高齢化する傾向が見られます。そのため、重篤な基礎疾患や高齢であることを理由に手術を断られてしまうケースが度々あります。当院ではそのような場合でも、可能な限り高度な診療を行っています。それを可能にしているのが、「チーム医療」です。外科領域専門の獣医師が3名常駐し、一人ひとりが知識のアップデートに努めているほか、道内外から麻酔や外科、循環器科の専門医を招聘し、総合的な医療を提供しています。

― 住宅街で高度医療を提供する意義を教えてください。

私たちは「地域医療」と「高度医療」、どちらも担える動物病院として獣医療の平準化を目指しています。
大きな外科手術の場合、大学病院などに紹介されることが一般的ですが、土日などはすぐに対応できないことも多いです。アイリス動物医療センターは週末も診療を行っていますし、住宅街という立地、気軽に受診できる利便性を兼ね備えることで、治療までのタイムラグを解消できます。近年では、CTを導入し、より正確な検査が可能になりました。総合病院的な要素を持ちながら、気軽に立ち寄れる病院として、「いつでも身近に、どこまでも心強く」、地域のみなさんに頼られる病院であり続けることを使命としています。

軟部外科・整形外科・口腔外科の専門家が、早期発見から術後のケアまで対応

― 軟部外科ではどのような診療を行っているのでしょうか。

加藤先生:軟部外科は、腫瘍の治療などを行っています。腫瘍は外側からは発見しづらいですし、手術で取り除いて終了することもありますが、定期的に抗がん剤治療が必要なこともあります。
残念ながら腫瘍には、効果的な予防策がありません。高齢になると手術すること自体が身体の負担になってしまうため、当院ではチーム医療によって様々な選択肢を提案しています。

― 整形外科ではどのような診療を行っているのでしょうか。

佐々木先生:動物は体を動かすのが大好きです。もし歩くことができなくなったとしたら、かなりのストレスを感じることでしょう。私は整形外科医として、動物たちが生き生きと過ごすための治療を行っています。
整形外科の症例で一番多いのが、脱臼です。激しい運動や、滑ったり転んだりすることによって骨が外れて、関節炎を起こします。股関節脱臼や肩脱臼の場合は外れた関節をはめ込んで様子を観察しますが、再脱臼する場合は、手術を行うことが多いです。

― 口腔外科ではどのような診療を行っているのでしょうか。

倉本先生:生きるためには食べることが欠かせませんが、病気や年齢によって歯がボロボロになってしまうことがあります。私は口腔外科として、動物たちがなるべく長く自分の歯で食べられるように治療しています。
口腔外科で代表的な疾患は、犬の場合は歯周病が多く、猫の場合は歯が欠けてしまうことがあげられます。いずれも痛みでご飯が食べられなかったり、出血したりすることがあります。処置としてはまず痛みを和らげますが、場合によっては抜歯することもありますし、神経が見えてしまって硬いものが噛めない場合は、保存療法も行っています。

― 最後にメッセージをお願いします。

加藤先生:腫瘍も、早期発見、早期治療がカギです。撫でているときにしこりがある、食欲がないなどの症状がみられた場合は、念のため腫瘍を疑ってみてください。また定期検査で発見されることも少なくありませんが、当院では先ごろCTを導入し、これまでよりも詳細な検査ができるようになりました。
佐々木先生:最近では室内で犬を飼う人が多いので、歩行状態の変化を発見しやすいと思います。歩き方がおかしかったり、動きにくそうにしていたりする場合、ケガや病気が原因になっているかも知れません。
倉本先生:歯の健康には、日頃のケアが大切です。当院にはデンタルケアアドバイザーが3名在籍しており、正しい歯磨きの方法をお伝えしています。また歯周病については、早期発見、治療することでダメージを減らすこともできます。歯茎の色が変化しているようであれば歯周病の疑いがありますので、一度相談にいらしていただきたいですね。
動物は、自分で不調を訴えることができません。どんな小さなことでも構いませんので、お気軽にご相談ください。

外科領域に注力、チームで「地域医療」と「高度医療」を担う

アイリス動物医療センター

場所
北海道札幌市白石区本郷通7丁目北4−16 MAP
電話
011-876-8683
診察動物
イヌ ネコ ウサギ フェレット
診察領域
歯と口腔系疾患 眼科系疾患 皮膚系疾患 脳・神経系疾患 循環器系疾患 呼吸器系疾患 消化器系疾患 肝・胆・すい臓系疾患 腎・泌尿器系疾患 内分泌代謝系疾患 血液・免疫系疾患 筋肉系疾患 整形外科系疾患 耳系疾患 生殖器系疾患 感染症系疾患 寄生虫 腫瘍・がん 心の病気 けが・その他