ペットのため学び続ける、皮膚とエイジングケアのスペシャリスト
長年信頼を寄せられている皮膚科系疾患の治療に加え、ペットのエイジングケアにも力を入れています。
- 北川犬猫病院 東京都板橋区南常盤台
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- 後藤 慎史 院長
目次
患者さんとご家族の目線になって動き、考え、診察することを大切にしています。毎日通院が必要な患者さんに対応できるよう年中無休で診療を行う、他院で診察を受ける際に困らないよう処置内容や処方薬を明細書に記載してお渡しする、といった取り組みをしています。
大学病院での二次診療に10年以上従事してきたので、特に内科分野でお困りのことがありましたらご相談ください。総合診療科医として適切な診断を行います。
子どもの頃から生物が好きだったのですが、獣医師を志したのは実は大学に入ってからです。大学で獣医学の奥深さに惹かれ、卒業後もそのまま東京大学に教員として残り、内分泌系疾患や神経内科、遺伝性疾患を専門として診療と研究、学生の授業を担当していました。その後、神奈川の病院で皮膚科専門診療や夜間救急診療に携わっています。生まれ育ちも神奈川県ですが、両親の出身地である呉の、自然もあり温かい人が多い環境に魅力を感じて開業を決めました。
開業してからは、広島大学が発見した成分を配合した犬猫向けのサプリメント開発に協力をしています。広島からの新しい情報発信にも貢献していきたいですね。
「ご家族がなにを心配しているか」「動物にストレスをかけていないか」の2点を特に注意しています。
ご家族の不安を解消するために、診察室では座っていただいてお話を伺っています。時間がしっかりと必要な方には休診時間にご予約いただき、ご相談をお受けすることもあります。
また、診療が負担となって動物の調子が悪くなっては本末転倒なので、不必要な検査は避けるように心がけています。選択肢を示して、それぞれの目的や方法をしっかりと説明した上で、実施するかどうかをご家族に決めていただきます。
総合診療は、確定診断を最短経路で行う診療です。動物をちゃんと診て、その症状に対して疑われる病気を考えて鑑別をします。外科は設備の有無により治療できる内容が決まりますが、総合診療科は「人で決まる」と言っても過言ではありません。獣医がどのように考え、診断をして、候補となる病気の中から鑑別していくか、それによって治療が決まるのです。当院は内科治療に強みを持っていますが、整形外科の手術などで他院をご紹介することもあります。総合診療科として、どの病院でどういった治療を受けるのがベストであるかを考えて、適切な提案をさせていただきます。
たとえば多飲多尿で来院された場合、腎不全や子宮蓄膿症、クッシング症候群など、罹患率が高く、すぐに治療が必要となる病気から鑑別をしていきます。鑑別診断で除外していった結果、心因性多飲と呼ばれるストレスに起因する病気であると判明する場合もあります。
他には元気・食欲の低下、下痢などのご相談も多く、皮膚の悩みではノミやダニ、疥癬などの寄生虫が原因のケースも見受けられます。マダニからヒトに感染するSFTSなどの人獣共通感染症もありますので、予防の啓蒙にも注力していきたいですね。
「フリースタイルリブレ」という、体に装着して使用する血糖値測定機器を取り入れています。装着するセンサーは、直径35ミリと小さく動物も気にしない大きさです。装着後2週間、データを取り続けて、それをパソコンやスマートフォンと連携してご家族から送信してもらい、インスリン投与量を調整します。従来は毎日の採血がご家族にも動物にも大きな負担となり、また病院で検査を受けるストレスから正しい血糖値が測れないこともありましたが、この機器でそれらの問題を解決できました。今後も良いものは積極的に取り入れていきます。
なにかお困りのことがあったときに最初の窓口として来院していただける病院を目指しています。また私自身は大学での経験を活かして後輩育成にも携わっていきたいですね。総合診療科医として、内科・外科を問わない幅広い知識をもち、病気の鑑別とご家族への説明ができる、そんな人材を育てることが理想です。診察はもちろん、それ以外でも幅広くご家族や獣医療に貢献していけるよう取り組んでまいります。
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長年信頼を寄せられている皮膚科系疾患の治療に加え、ペットのエイジングケアにも力を入れています。
飼い主様だけでなく、地域の獣医師からも紹介先として頼りにされる、外科治療専門の動物病院です。
発症後の致死率は9割を超える猫伝染性腹膜炎(FIP)。豊富な治療実績を基に、難病から愛猫を救います。