救える命のために手を尽くす、供血犬のいる動物病院
血液系疾患患者のための輸血外来を設置。腫瘍や慢性疾患等のセカンドオピニオンにも積極的に対応します。
- クレア動物病院 大阪府大阪市天王寺区
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- 田中 誠悟 院長
目次
町医者と大学病院のちょうど中間ぐらい、1.5次診療の病院を目指しています。街の動物病院ですので、得意分野を極めるというよりも苦手分野を作らないようにしています。また、見落としなくきちんと診察できることを重視しています。当院で診られる範囲でしたら全力で治療しますし、もし専門医の力が必要であれば連携している大学病院をご紹介します。どんな患者さんでも当院に駆け込んでもらえれば大丈夫、という病院でありたいと思っています。
飼い主さんのお話をしっかり聴いて、順序立てて説明することです。病気は獣医師だけで治すものではありません。薬を飲ませる、通院するためには飼い主さんの協力が必要なので、「治療に参加する」という意識をもっていただくことが大切です。そのためにも、時間を掛けて診察をして、きちんと納得していただき、信頼関係を築くことを重視しています。また、飼い主さんに対して優しく接するよう心がけていますね。どんな病気なのか、進行するまで放っておいて怒られるのではないか、治療費はいくらかかるのか――このような不安を抱えて動物病院に来られる方が多くいらっしゃいます。そのお気持ちはよくわかりますので、できるだけその不安を取り除けるように接しています。
夜間病院も増えてきていますが、普段診てもらっていて知っている病院のほうが飼い主さんにとって不安が少ないことでしょう。実際、夜中に不安になった飼い主さんが駆け込むということも多々あります。本当に急を要するケースは半分もありませんが、それは実際に診てみないとわかりませんし、飼い主さんが不安だと思ったら、それは緊急なのだと思います。個人の病院なので限界はありますが、できるだけ対応していきたいと思います。
皮膚病で困っている飼い主さんはとても多いですね。動物自身もつらいでしょうし、それを見ている飼い主さんもつらいことでしょう。治療法はさまざまなので、その子にあった治療、オーダーメイドの治療をしています。同じ病気に同じ治療をしても結果が同じとは限りませんし、ご家庭の事情も違います。また、費用の問題もあります。皮膚病は長期戦になることが多く、飼い主さんが途中で疲れてしまっては意味がありませんので、こちらが押しつける治療はしていません。治る見込みがある病気であれば、期限を決めて飼い主さんに治療をお願いすることもありますが、もし完治が難しい場合でも、「ここまでは頑張ろう」と一緒に考えて治していくという姿勢で臨んでいます。
皮膚科の治療法は日々進歩しています。加水分解フード、免疫抑制剤、減感作、分子標的薬などが治療法を大きく変え、当院でも選択の幅が広がりました。このような新しい治療を取り入れつつも、基本を踏まえた治療を心がけています。どうしても新しい治療を優先したくなるものですが、それが落とし穴となる場合もあるからです。たとえば、アレルギーだと思っていたのに寄生虫の駆虫治療をしたらすぐに治った、新薬で改善しなかった症状が基本的な抗生剤の治療により治った、といったケースもあります。遠回りに見えるかもしれませんが、基本を押さえて順を追うのが近道なのだと思っています。
獣医師になって1年目、ようやく診療を任されるようになって診た子がいます。耳が痒いので外耳炎だと思ったのですが、なかなか改善しない。検査をして原因がようやく見つかり疥癬と判明しました。疥癬の治療をしたらみるみる良くなり、飼い主さんもとても喜んでくれ、自分にとっても自信につながりました。その飼い主さんは当院を開業してからも通ってくださっています。自分が獣医師になってから一緒に成長してきた子が、また通ってきてくれているというのは感慨深いですね。
動物病院というと入りにくい印象があるかもしれませんが、気軽にお越しください。爪切りだけでも、お散歩がてらでも構いません。そこから病気が見つかることがあるかもしれませんし、お話してみてわかることもあるかもしれません。どんな些細なことでもご相談に乗りますので、気軽にお立ち寄りください。
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血液系疾患患者のための輸血外来を設置。腫瘍や慢性疾患等のセカンドオピニオンにも積極的に対応します。
ペットと長く楽しく過ごせる治療を選択するために、高度な機器と技術で消化器型リンパ腫を診断します。
ペットにも起こる、腎不全と心腎関連症候群。細やかに状態を把握し、適切な治療を行う必要があります。