ご家族と動物に対して「密に接する」病院でありたいと思っています。開院前に在籍した二次診療病院では、どうしても飼い主さんや動物との繋がりが薄くなってしまうと感じていました。それがきっかけで、「なんでも相談してもらえる病院にしよう」と決意して、当院を開業しました。
獣医師として目指しているのは専門性を持ったジェネラリスト。私たちはジェネラリストとして、様々な分野の学会や勉強会に参加をして勉強を続けています。ジェネラリストとしての知識や技術を活かしつつ、それぞれの獣医師が専門分野を持つようにすることで病院全体の医療レベルが上がると考えております。お休みをいただくことで患者さんにはご迷惑をおかけしますが、そこで得た知識や技術を使ってお返しをしていくつもりです。現在は、循環器、皮膚、眼科の分野で専門診療を行っています。
循環器診療では、僧帽弁閉鎖不全症のワンちゃんが多いですね。後天性心疾患で最も発生率の高い病気で、心臓にある弁の閉じが悪くなることで血液が逆流し、悪化すると肺水腫や心不全を引き起こします。治療には内科と外科があり、当院では内科的治療を行っています。内科的治療は、治す治療ではなく症状の進行を抑える治療です。一方、外科的治療は完治も見込めますが、麻酔をかけるリスクや術後の合併症、手術費用など考慮が必要です。外科的治療を希望される場合にはJASMINEどうぶつ循環器病センターを紹介しています。どちらかの治療を一方的に押し付けることはありませんので、複数の選択肢の中からベストな治療を一緒に考えていきたいと思っています。
病院に対して壁を作らず、気になることは何でも聞いてください。質問の中に、診察するうえで重要な情報が隠れていることもあります。また、不安なことを質問するだけで安心できるということもあるでしょう。ほとんどの病気では治療法が複数あり、どの治療を選択してもメリット、デメリットがあります。家庭環境も皆さんそれぞれ異なります。ですから、なるべく細かく質問をしていただくことで、より飼い主さんにあった治療をご提案することができるはずです。
めい動物病院
雑談も診療の一部。皮膚科、腫瘍科に力を入れ、ホームドクターとして1.5次診療を目指します。
診察室でのお話と受付での雑談も診察の一部です。ホームドクターとしてなんでも相談してください。
投薬治療で改善しない病気や症状も、食事指導や漢方処方を中心とした伝統医学により治る可能性があります。