石川 雅章院長 BEN犬猫エキゾの病院 | ドクターズインタビュー

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街の頼れる獣医たち vol.008
BEN犬猫エキゾの病院石川 雅章院長
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「小動物を病院に連れていく」を当たり前にしたい

―エキゾチックアニマルを飼育するうえで準備をすることはありますか?

まずは、動物をご自宅に迎える前に、体重計と温度計を準備してください。
動物は本能的に体調の悪さを隠そうとするので、外から見ているだけでは異変に気づきにくいのですが、定期的に体重を計ることで少しでも早く異常に気付くことができます。飼育環境の中では、温度管理も大切ですね。人と小動物とでは、暑さ・寒さの感覚が違います。
例えばハリネズミはアフリカの動物ですから、20度以下になると体調を崩します。ですから冬場はヒーターなどで温める必要があるのですが、ヒーター1本で温かくなるのか、それとも2本必要なのかは、温度計がないと分かりません。飼っている子のために、快適な環境を整えることを心がけてほしいですね。これは、「愛情を知識や技術に変える」作業です。
また、前提として、「エキゾチックアニマルの99%の種類はペットに向いていない」ということを心にとどめていただきたいです。真面目な飼い主さんに怒られてしまうかもしれませんが、エキゾチックアニマルの多くは正しい飼育環境や病気の予防・治療方法が詳しく分かっていない動物です。しかし、予め知っていれば防げるトラブルや病気もあります。ですから、それを飼い主の方にお伝えすることで、少しでも快適な環境で長生きできるようにお手伝いしたいと思っています。

―エキゾチックアニマルの話を中心にお聞きしましたが、犬や猫の診察も多いのでしょうか?

わんちゃん猫ちゃんの飼い主様も多く来院されています。犬だけ、猫だけの飼い主さんが来院されても満足してもらえる様に心掛けています。
小動物の診察では、飼い主様から色々とお話を聞いているうちに診察時間があっという間に30分経ってしまうことがありますが、それは犬猫の診察でも同じです。犬や猫についても、お伝えしたい話は大量にストックしていますので、飼い主の方の話も聞きたい……自分の知っていることも伝えたい……と、ついつい色々と喋ってしまいます。
犬の飼い主様とは、しつけの話で盛り上がることも多いですね。犬種によってしつけの方針は違いますし、個々の性格も違います。オーダーメイドの対応ができるようになるためには、「引き出しの多さ」が必要です。「ペットの飼育の法律があるドイツでは……」というような話をすると、また長くなってしまいます。
また、犬猫の獣医学セミナーは、エキゾチックアニマルのそれに比べて、充実度は桁違いです。犬猫専門医の先生の話も興味深く聞きますし、現場で自分が感じてみないと身に付かないことがあります。私は、犬や猫の診察もしっかりと対応した上で、「犬猫エキゾ」のスタイルを行っていきたいと考えています。

―石川先生の今後のビジョンについてお聞かせください。

犬であれば、フィラリア予防薬の普及によりフィラリアで亡くなる子は激減しましたし、ワクチン接種はジステンパーやパルボの予防に効果を発揮しています。同じように、犬や猫、エキゾチックアニマルとその飼い主様に対して、予防や飼育相談など動物病院として支援できることをもっと増やしていきたいですね。
エキゾチックアニマルでは、「飼い始めたときに病院に行こう」という発想がまだ浸透していませんが、「病院に行くのが当たり前」にしたいと考えています。

―最後に飼い主さんへのメッセージをお願いします。

体調に問題がないと思われる時でも、「BENに来て雑談する」くらいの気持ちで、気軽に動物病院に来てください。動物は病気を隠してしまいますので、定期的な健康チェックが大切です。また、飼い始める時点で知っていれば防げる病気の知識や、ペットや飼い主様が快適に過ごすためのアドバイスについてもお話できると思います。「獣医師としての知識」と「飼い主としての経験」を伝えることで、ペットと飼い主様の暮らしがより良いものになれば嬉しいですね。

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100匹以上の飼育経験をエキゾチックアニマルの診察に活かす

BEN犬猫エキゾの病院

場所
千葉県千葉市若葉区愛生町59 MAP
電話
043-307-8296
診察動物
イヌ ネコ ウサギ ハムスター フェレット モルモット リス 鳥 両生類 爬虫類
診察領域
歯と口腔系疾患 眼科系疾患 皮膚系疾患 脳・神経系疾患 循環器系疾患 呼吸器系疾患 消化器系疾患 肝・胆・すい臓系疾患 腎・泌尿器系疾患 内分泌代謝系疾患 血液・免疫系疾患 筋肉系疾患 耳系疾患 生殖器系疾患 感染症系疾患 寄生虫 腫瘍・がん 中毒 心の病気

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