飼い主様にリラックスしてもらうため、「診察中に1つは笑いを取る」という考えは開院当初から変わっていません。ワンちゃんネコちゃんのお話はもちろん、飼い主様と趣味やテレビニュースの話を最初にすることも多いですね。僕自身が堅苦しい雰囲気が苦手だからということもありますが、飼い主様の緊張も解けて質問もしやすくなりますし、お話の中から病気の発見につながる「鍵」が見つかることもあります。
当院ではワクチン接種からセカンドオピニオンの相談まで幅広く対応しています。病気の相談では画像診断を積極的に活用し、前の病院で行っていたとしても最初からすべての検査をやり直しています。費用はかかりますが、検査方法や項目によっても分かることが違うので、多角的に診断して病気を見つけるためです。診療では、わかりやすい言葉とイラストを使って、耳と目の両方から理解していただけるように心がけています。
顕微鏡やレントゲン、超音波といった画像をモニターに映して飼い主様と一緒に見ます。実際にどうなっているのかが分からないと、飼い主様も前向きに治療に取り組めないでしょう。たとえば耳の痒みの場合、ステロイドや抗生剤の投与で痒みが止まると、「治った」と思い途中で通院をやめるケースがあります。しかし、実際には耳の中は汚れたままで、細菌感染や炎症が続いていることもあるのです。オトスコープという耳専用の内視鏡の画像を一緒に見ていくと、「どの程度ひどいのか」「きれいになったのか」がわかるので、最後まで一緒に治療に取り組めるようになります。
痛みや辛さを軽減できるように最大限の努力をしています。予防接種の注射でも細心の注意をしています。理想は注射されたことに気づかせないこと。おやつをあげたり一緒に遊んだりして、痛みをなるべく感じさせないようにしています。
手術では、作用機序の異なる複数の鎮痛剤を使い、痛みを軽減させる手法を実施しています。痛みが少なく回復も早いので、手術の5分後には歩き回れる状態です。当院の避妊去勢手術は日帰りで行っているのですが、お迎えのときに「思っていたよりもすごく元気で驚いた」と飼い主様に喜んでもらえるのが嬉しいですね。
メルどうぶつ病院
見落とさないための丁寧な診察。院長常駐で夜間診療にも対応している、清潔感あふれる動物病院です。
超音波は痛みのないリアルタイムの体内が分かる検査。診療の可視化で飼い主と三位一体の治療につなげます。
治療可能な病気はすべて治してあげたい。予防から内視鏡手術まで対応するホームドクターです。