國分 広光院長 メルどうぶつ病院 | ドクターズインタビュー

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街の頼れる獣医たち vol.007
メルどうぶつ病院國分 広光院長
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飼い主が急増したウサギ。犬や猫とは異なる診療

―得意分野のウサギの治療についてお聞きします。最近、ウサギをペットとして飼う家庭が増えているらしいですね。

ウサギを飼う人は増えています。鳴き声は出さないし、爪で家の中を傷つけないし、おしっこでマーキングすることも少なくトイレの場所も固定化されてくる子が多いので、非常に飼いやすいのではないかと思います。食事はラビットフードが充実しています。しかし、食事の種類やフードの内容で病気をつくり易い状況にしてしまうことがありますので、早いうちに指導をさせていただきたいと思います。

―治療で特徴的なことはどのようなことでしょうか?

もちろん様々な病気がありますが、ウサギの病気で多く来院される原因になるものは歯です。ウサギの歯は1か月に1センチ伸びるといわれ、かみ合わせが悪くなると食事が困難になったり伸びた歯が皮膚に刺さってしまったりすることもあります。以前はニッパーが使われることがほとんどでしたが、当院では歯を削るマイクロモーターを導入して、歯髄を傷つけずにキレイに切ってあげています。カッターでは圧力をかけすぎて割ってしまうことがありますので。またウサギは犬や猫と比べて麻酔のリスクが高いと言われます。ショックを起こして死んでしまうこともありますので、事前に飼い主さんにはきちんと説明します。手術の際には気管挿管を行うようにしますが、ウサギは口が大きく開かないので犬や猫と比べて非常に難しいんです。しかし、ウサギ専用の器具を導入しましたので以前より処置が簡単になりました。

―病気に関してウサギ独特の事情はありますか?

実はウサギは何の病気でも、犬や猫と比べて、死んでしまいやすいです。そもそもウサギは自然界では捕食される側の動物です。おなかが痛くて動かなくなったらすぐに食べられてしまうので、病気を隠してしまいます。このため、調子が悪くなったときは犬猫のケースよりも病状が深刻なことが多いです。だから、体調に変化があったらすぐに来てもらいたいです。私が飼っていたウサギも子宮腺がんが肺転移をしてものすごく悪い状況だったのですが、亡くなる1時間前までご飯を食べていました。こういうことは犬や猫ではありえないですからね。

―最後に飼い主さんへのメッセージをお願いします。

飼い主さんの中にはペットを連れてきて「どこが悪いか調べてほしい」と言われる方がいます。ただ、それだとあらゆる可能性の中から絞り込むのが大変なんです。人間の場合、病院で医師から症状を尋ねられたら答えますよね。ペットの場合、獣医師に「どこが悪いか調べてくれ」と言うのは、患者が医者に対して何もしゃべらないのと一緒なので、色々とお話しを聞かせてほしいです。検査の数が多くなるとお金も余計にかかりますから、治療を放棄される方もいますが、それはペットのためにはなりません。ペットと飼い主と獣医師は三位一体。家では薬もあげてもらわないといけないし、病状を把握して治療方針を理解してもらわないと良い治療につながりません。飼い主さんにはぜひ、ペットの病気としっかり向き合って、病気になる前にできる予防はしてほしいと思います。

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リラックスした雰囲気で。飼い主と三位一体で治療にあたる

メルどうぶつ病院

場所
栃木県小山市東城南2-37-12 MAP
電話
0285-39-7818
診察動物
イヌ ネコ ウサギ ハムスター
診察領域
歯と口腔系疾患 眼科系疾患 皮膚系疾患 脳・神経系疾患 循環器系疾患 呼吸器系疾患 消化器系疾患 肝・胆・すい臓系疾患 腎・泌尿器系疾患 内分泌代謝系疾患 血液・免疫系疾患 筋肉系疾患 耳系疾患 生殖器系疾患 感染症系疾患 寄生虫 腫瘍・がん 中毒 けが・その他

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