愛玩動物看護師が活躍。飼い主と動物を支える1.5次診療病院
予約診療制で時間をかけてじっくり対話し、飼い主様と動物の立場で診療することを大切にしています。
- 太⽥ 久敬 院⻑
- ⾕⼝ 琴美 先⽣
- 下島 丈⼆ 看護師
- ⾼⽯ 亜希 看護師
目次
当院は「緑の森」というクリニック名のとおり、自然の中のような内外装の動物病院です。2021年にリニューアルを実施し、現在の姿へと生まれ変わりました。木材をふんだんに使った建物で、透明の温室のような空間です。通路状に伸びる待合室の床は土で、その上にウッドチップを敷き詰めており、通路脇に生える天然芝や草花を楽しみながらお散歩することも可能です。冬の時期には薪ストーブを稼働させるため、建物全体が優しいぬくもりに包まれます。院内にいても四季のうつろいを感じられる、全国的にも珍しい動物病院ではないでしょうか。
また建物を挟んだ両側に駐車場があり、犬と犬以外の動物(猫やエキゾチック動物)がそれぞれ別の入口から病院に入ることができます。犬・猫専用の待合室(個室)と診察室も用意し、病院が苦手な動物たちでもストレスフリーで過ごせることを目指して空間設計を行いました。待合室で伏せて休むワンちゃんや、個室でゴロンと寛ぐ猫ちゃんを見るたび、その快適そうな様子に思わず笑みがこぼれますね。
休診時間や午後の比較的空いている時間帯などには、散歩の途中で立ち寄られる方もいらっしゃいます。院内ではフードやおやつ、グッズの販売も行っているため、受診以外でも気軽にお越しくださっているようですね。先日も休診時間に来たワンちゃんが勢いよくバックヤードまで入ってきて、スタッフに笑顔で迎えられていました。
また、そのような時に対応を行うのは看護師をはじめとするスタッフが中心ですが、当院のスタッフは飼い主さんから好評なんです。獣医師の立場からみても、日々の診療や入院中のお世話、飼い主さんからの相談などに、親身になって全力で対応してくれるメンバーが揃っています。「看護師さんのおかげで安心できました」と嬉しいお言葉を伝えてくださる飼い主さんも多いですよ。
往診は、獣医師の方から出向いて行う診療で、当院では10年以上前から提供しています。ターミナルケア(終末期治療)や腫瘍末期の緩和治療を中心に、病院が苦手な子へのワクチン接種や、通院が難しい大型犬の診療にも対応可能です。往診病院の曽我部院長は当院に在籍しており、こちらの休診時間中にご自宅に伺います。往診の頻度や診療内容はケースごとに異なり、病態や飼い主さんのご要望に合わせて、より良い方法を考えながら進めています。
また診療だけでなく、飼い主さんのお話にじっくりと耳を傾けることも大切な役割のひとつです。一人で不安を抱えている方も少なくありませんし、その気持ちに寄り添い、近くで支えることができるのも往診ならではでしょう。一緒に考え、一緒にがんばっていける往診病院でありたいと思っています。
地域に密着した獣医療を提供するには、治療だけでなく、それに付随する副次的なニーズにも目を向けていく必要があります。
例えば、現在は飼い主さんの多くが車を利用して来院されますが、将来的に免許を返納される方が増えれば、動物たちの通院が難しくなってくるかもしれません。これは一例ですが、その他にも地域をとりまく獣医療の課題や必要とされるサービスがあれば、積極的に対応を検討し導入を図ることで、地域の動物たちを見守っていきたいと考えています。
豊岡病院は、道内に6病院(旭川市内に3病院、札幌市内に3病院)、新潟県に1病院を展開する「緑の森どうぶつ病院グループ」の一員であり、当院の設備では対応できない検査や外科手術も、グループ内の「旭神センター病院」にて行うことが可能です。それぞれの強みを生かし、地域のかかりつけ医として私たちができる限りの診療を提供していきたいですね。日々のお困りごとの相談から他院での診断・治療法に対するセカンドオピニオンまで、最善の提案ができるよう力を尽くします。
また往診については特に、ご相談に乗れることがたくさんあると思います。終末期の診療における私たちの一番の願いは、残りの大切な時間をご家族と有意義に過ごしていただくことです。ご家族みんなに見守られ、穏やかに旅立てるよう精一杯サポートしますので、お困りのことがあればご相談ください。
緑の森どうぶつ病院 豊岡病院 地図を見る
犬猫別の入口、専用待合室と診療室を備えつつ、森の中のような環境でお待ちしています。往診も対応します。
予約診療制で時間をかけてじっくり対話し、飼い主様と動物の立場で診療することを大切にしています。
血液系疾患患者のための輸血外来を設置。腫瘍や慢性疾患等のセカンドオピニオンにも積極的に対応します。