木と土のにおい、陽の光。動物に優しく自然に近い動物病院
犬猫別の入口、専用待合室と診療室を備えつつ、森の中のような環境でお待ちしています。往診も対応します。
- 榎土 慶 先生
- 曽我部 由希子 先生
目次
まず、話しやすい雰囲気づくりですね。当院では、獣医師も看護師も飼い主様との対話を重視しており、心配されていることをじっくりとお聞きして、診断内容や治療法などをわかりやすくお伝えするよう努めています。獣医師や看護師だけで治療を進めるのではなく、飼い主様とチームを組んで協力することが当院の基本方針です。そのため、飼い主様に病気や動物の状態についてしっかりご理解いただくのはとても重要です。
また、飼い主様と動物にとってベストな治療を提供することを大切にしています。丁寧に話し合いながら、自分が飼い主様の立場だったらどうしたいか、どんな気持ちになるかを常に考えて柔軟に治療方針を決定し、診療に向き合っています。
診察前の問診時や、診察後のお薬をお渡しする際などに飼い主様へお声がけし、心配事やご不明点がないかなどお伺いしています。それをまた看護師が獣医師に伝えることで適切な診療や治療に繋がるので、小さなことでもお気軽にお話していただきたいですね。また、動物の病気や治療に際して、つらい気持ちになってしまう飼い主様も少なくありません。飼い主様も動物も、大変な中で毎日とても頑張っていらっしゃいますねと、看護師が言葉にしてお伝えすることはとても大切だと考えています。なお、問診時に看護師が動物の異常や急変を察知した場合、順番を繰り上げて早めに診療を行うこともあります。こうした判断は非常に重要で、看護師と獣医師の緊密な連携が安心できる治療に繋がるのです。
もう一つの大きな役割は、治療に関することですね。当院の常勤看護師は「愛玩動物看護師」の国家資格を有しており、資格で認められている範囲の施術は基本的に看護師が行っています。例えば採血や点滴、投薬、尿道にカテーテルを入れる作業などを看護師が担うことで、獣医師が診察に専念でき、よりスムーズな治療を提供できるのです。
様々な病気に共通する症状として、食欲や元気がないといったケースは多いですね。それに加えて、季節の変わり目は動物も体調を崩しがちで、特に消化不良による下痢や嘔吐などが起こりやすい時期と言えるでしょう。また皮膚疾患のご相談でいらっしゃる飼い主様も、当院には多くみられます。どれも日常的な症状に思われますが、以前猫の小さなイボを検査したところ、悪性の腫瘍であると判明し、続いていた嘔吐の原因もそれだと分かりました。そのようなケースもありますので、些細に思えることでも気兼ねなくご相談いただければと思います。
当院は、基本的な治療を行う1次診療と、高度な治療を手掛ける2次診療の中間的な役割を担う「1.5次診療」病院として、様々なご相談に対応しています。治療しても症状が治まらない、原因も特定できないという状況でセカンドオピニオンを希望される飼い主様もよくいらっしゃいますが、現在の治療に不安や不満、疑問を抱いていることも多いです。当院では、飼い主様のお話をしっかりと伺い、納得いただける説明をすることを大切にしています。その後はこちらで治療を継続されるケースもありますし、これまでの治療に問題ないことが分かって元の病院に戻る方もいらっしゃいます。
いずれにしても、飼い主様が納得し、自信をもって治療に臨めるのが一番です。不安があると動物にも伝わるもので、そうなると治療が上手くいかなくなることも多いのです。飼い主様の気持ちのサポートはとても大切ですし、これからも続けていきたいと考えています。
当院の理念は、動物の目線に立った診療を行うことです。飼い主様に寄り添い、不安を少しでも軽減するようしっかりケアいたしますので、もし獣医師に話すのが難しいことがあっても遠慮なく看護師にご相談いただきたいですね。扱いが難しい子や病院では暴れてしまう子も、心配せずお連れください。
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犬猫別の入口、専用待合室と診療室を備えつつ、森の中のような環境でお待ちしています。往診も対応します。
予約診療制で時間をかけてじっくり対話し、飼い主様と動物の立場で診療することを大切にしています。
血液系疾患患者のための輸血外来を設置。腫瘍や慢性疾患等のセカンドオピニオンにも積極的に対応します。