救える命のために手を尽くす、供血犬のいる動物病院
血液系疾患患者のための輸血外来を設置。腫瘍や慢性疾患等のセカンドオピニオンにも積極的に対応します。
- クレア動物病院 大阪府大阪市天王寺区
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- 田中 誠悟 院長
目次
院長:東洋医学と西洋医学の両方を取り入れています。僕が西洋医学、外科や眼科、循環器科を担当して、副院長は西洋医学に加えて鍼灸、漢方などの東洋医学(中医学)を専門としています。西洋医学だけでは「ここまでしか治らない」という症例でも、東洋医学との組み合わせで効果が期待できることもよくありますね。東洋医学で効果が見込めそうな子には「次回は副院長が診察する」ということもしています。
副院長:鍼灸は整形外科や神経系の症例への使用が多いですが、一部の脱毛症などの皮膚疾患や、便秘などの消化器疾患にも使用することがあります。漢方薬は消化器疾患や皮膚疾患、腫瘍などほとんどの病気で活用できます。成長が遅い子に漢方を処方すると、体が一気に大きくなることもあるんですよ。飲む漢方薬だけではなく、塗る漢方薬も取り入れ、適用の幅がさらに広がっています。
院長:「困っていることを解決する」「早く治す」ことを大切にしています。飼い主さんはなにかに困っているから来院される。それをお聞きして、「飼い主さんの悩みと、犬猫の悩みが一致しているか」も考えながら、なるべく早く解決できるように努めています。治療や診療方針を決める際など、飼い主さんにいくつか提案をして、ご要望を確認しながら実際の治療や診療を行っています。決して特別なことではないですが、普通のことをしっかりと丁寧に行っていくことが重要と考えています。
副院長:「治る病気なのか」と「治療プラン」を最初にお伝えします。治らない病気であるのに治る病気だと思われてご相談にくる方もいらっしゃいます。「どれぐらいの期間、どのような治療をしたら、どういった効果が予想されるか」をしっかり伝えることを心がけています。費用や通院頻度の話も重要ですね。治療を中途半端にやめると動物がかわいそうなので、治療を続けていくかどうか、飼い主さんの意向も定期的に伺います。
副院長:東洋医学は治す医学ではなく、体質を整える医学です。たとえば、腫瘍の子に対して漢方を処方する場合、「がんになりにくい体質に変えること」を目的とします。漢方と一緒に抗がん剤治療を行うことで、相乗効果が期待できるのです。
東洋医学の治療をご希望の方に対しても、最初に西洋医学による診断や治療が十分かどうかを検証します。東洋医学で効果が見込める場合、目や毛の色、耳や足の温度、暑がりか寒がりかといった中医学的な見地から問診を行います。
院長:当院のスタンスは「病気になる前に病気にさせない」「困ったことになる前に解決する」です。そのため、予防についてのお話をよくしています。
感染症で亡くなる子が減った代わりに、食生活や歯周病など日頃のケアで予防できる病気が増え、寿命に影響を及ぼしています。「先輩犬、先輩猫たちはこんなトラブルや病気が多かったから注意しましょう」「この子の性格を考えると、今のうちにこの練習をしましょう」といったご案内をします。高齢になってから生活習慣を変えることは難しいですが、若いうちから取り組むことで後々飼い主さんの苦労が減り、病気によるトラブルも軽減します。
院長:「どんな生活を送りたいか」「どのように飼いたいか」をお聞きしています。健康に長生きしてほしい。一緒に楽しく遊びたい。飼い主さんの夢はさまざまです。その希望を叶えるために、私たちができることを提案しています。
動物愛護法など法律の話もしますが、法律で定められていない分野において飼い方は自由です。狂犬病ワクチン以外の予防は義務ではありませんし、病気になったときに高度医療を受けるのが必須というわけではありません。どのような生活を送りたいかを考えるきっかけにしてほしいですね。
院長:西洋医学でできる治療を行い、それでも治らない症状に対して東洋医学の鍼や漢方を行うことで、健康寿命を長くしていきたいと思っています。西洋医学と東洋医学、両方の良いとこ取りですね。「なかなか治りにくい」などお悩みがありましたら、詳しくお話をされてみませんか?新たな治療法や漢方薬など、異なるアプローチがご提案できるかもしれません。お気軽にご相談ください。
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血液系疾患患者のための輸血外来を設置。腫瘍や慢性疾患等のセカンドオピニオンにも積極的に対応します。
ペットと長く楽しく過ごせる治療を選択するために、高度な機器と技術で消化器型リンパ腫を診断します。
ペットにも起こる、腎不全と心腎関連症候群。細やかに状態を把握し、適切な治療を行う必要があります。