救える命のために手を尽くす、供血犬のいる動物病院
血液系疾患患者のための輸血外来を設置。腫瘍や慢性疾患等のセカンドオピニオンにも積極的に対応します。
- クレア動物病院 大阪府大阪市天王寺区
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- 田中 誠悟 院長
目次
一般診療や予防医療に加え、重篤な疾患に対する専門的な診療も行っています。ライオン動物病院は加藤先生が30年前に開院し、2021年に私が3代目院長に就任しました。開院当初から変わらず「治療可能な疾患はすべて治してあげたい」という思いを大切にしています。年中無休で診療していることも特徴ですね。予約制を導入しており、獣医師の指名も可能です。また、低侵襲医療の提供にも力を入れています。
低侵襲医療は、痛みや傷口が小さく、回復が早い医療のことです。医療における侵襲は「検査や治療などの処置により患者の身体または精神に負担や障害が生じること」を指します。つまり低侵襲医療とは、傷の大きさという身体への侵襲と、痛みや不安といった精神への侵襲を限りなく小さくし、ワンちゃん・ネコちゃんへの負担をなるべく軽くする医療です。
代表的なものに内視鏡や腹腔鏡を使った処置があります。誤飲による異物の除去や膀胱結石の摘出手術、避妊手術などが適応となります。最近はマスクの誤飲が増えていますね。ヒモの部分で遊んでいるうちに誤って飲み込んでしまうのでしょう。当院では、開腹せずに内視鏡が適応できる処置であれば、積極的に低侵襲医療を提案しています。
「麻酔中はまったく痛みを感じていない」と思われている方もいるかと思います。しかし、麻酔で眠っていても体は侵襲に対して痛みを感じており、心拍数や血圧に変化が現れます。術中・術後の疼痛ならびに低血圧が術後の身体機能の回復を妨げることが報告されつつあるため、さまざまな鎮痛剤や鎮静法を駆使した疼痛管理ならびに循環管理にも注力しています。麻酔医を獣医師が担当することで、より安全な手術の実現に取り組んでいます。
当院では、ご希望があれば腹腔鏡を用いた避妊手術を行っています。腹腔鏡手術とは、開腹することなく3か所の小さな傷口から腹腔鏡を入れて行う手術です。傷口が小さいから治りが早いだけではなく、臓器が空気にさらされて起こる酸化ストレスが少ないことからも回復が早いことが学術的に証明されています。動物にとって痛みが少なく体の負担の少ない手術方法です。また、腹腔鏡手術では血管シーリング装置という器具を用いますが、素早く安全に手術を行うことができるだけでなく、体内に縫合糸が残らないので、糸に対する異物反応である肉芽腫の形成も防ぐことができます。ですが、すべての子で腹腔鏡手術が適しているとは限らず、例えば体格が小さい子では開腹手術のほうが小さい傷で済むケースもあります。
避妊去勢手術はほとんどのワンちゃん・ネコちゃんが経験する手術です。一生に一回の手術だからこそ飼い主様の不安を払拭したいですし、動物に対しては優しい手術でありたい。ご不安なことはご相談ください。
当院は獣医師、看護師、トリマーが一丸となったチームです。ワンちゃん・ネコちゃんの状態や治療内容、ご家庭の事情を共有し、スタッフ全員がそれぞれの患者の状態を把握するように努めることで、連携の取れた診療体制を作っています。
獣医師同士のディスカッションも多いですね。「この子に適している治療はなにか」「もっと良い治療はないか」などの意見交換を行い、より良い医療の提供を目指しています。
飼い主様のお話をしっかり聞いて、詳しく説明して、納得していただく、という「インフォームドコンセント」を重視して、治療を進めています。幅広い治療を提案することを特に心がけています。
ホームドクターとして予防から病気まで対応することはもちろん、セカンドオピニオンにも積極的に対応しております。皆さまの大切なご家族が、幸せな時間を過ごせるようにお手伝いいたします。どんな些細なことでもご相談ください。飼い主様と動物たちにとってベストな方法を選択していただけるように、スタッフ一同でサポートします。
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血液系疾患患者のための輸血外来を設置。腫瘍や慢性疾患等のセカンドオピニオンにも積極的に対応します。
ペットと長く楽しく過ごせる治療を選択するために、高度な機器と技術で消化器型リンパ腫を診断します。
ペットにも起こる、腎不全と心腎関連症候群。細やかに状態を把握し、適切な治療を行う必要があります。