崇文先生:飼い主様が納得される診療を心がけています。内科外科問わず、幅広い診療方針をご提案し飼い主様と相談しながら、その子にとって良い治療を探しています。基本的に私からこの子の治療はこれしかない、と決めつけることはありません。内科的処置だけでよくなるのか、飼い主様が手術を希望されているのか、費用はどのくらいかけられるのか、等によりその子やご家族にとっての良い治療は異なります。まずはどのような治療を望まれているかお話しをお聞きした上で、治療の選択肢を複数提示し、それぞれのメリットとリスクをお伝えし診療方針を決定しています。急な病気やケガだったり、症状の悪化であったりすると飼い主様もご自分がどのような治療を望まれているかわからないこともありますので、まずはしっかりとお話しをすることを大切にしています。
崇文先生:アトピーや外耳炎などの皮膚疾患も多いですが、病気ではなく予防でくる子もいます。あまりこの症例が特に多い、ということはないですね。
有美先生:院長は外科手術を得意としていて、私は鍼灸をやっていますので、椎間板ヘルニアや骨折などの整形外科疾患の子も来院しています。整形外科疾患に対して手術をして終わりではなく、リハビリまでケアをすることができます。
崇文先生:そうですね。私は外科や内科といった一般的な西洋医学を担当しています。現在は、整形外科や軟部外科を中心に勉強を続けています。特に肝臓・胆嚢疾患は、検査技術の進歩や治療法の確立により治る症例も増えてきました。症状が出るまでに時間のかかる病気なので以前は病気がみつかったときには悪化していて治すことは難しい病気だったものが、現在では治療をすることができるようになってきています。そういった新しい治療の勉強も日々続けています。
有美先生:私は鍼灸や漢方などの東洋医学を担当しています。獣医学科を卒業後に獣医師専用の東洋医学の学校に通い「中獣医師」の資格を取りました。今までとは違う術後のケアや治療の提案をできるようになりたかったんです。
有美先生:外科の症例が多いこともあり、その子たちに自分がなにをできるかを考えたことがきっかけです。院長は外科手術を得意としているので、私は術後のケアをよりしっかりとしたいと思いました。リハビリの勉強をはじめ、その一つとして理学療法や鍼灸の体験に参加したら面白かったんです。そこからはすぐに学校への入学を決めました。2年間鍼灸専門の学校に通い、中獣医師の資格を取りましたが、今もより専門的な別のコースに通っています。
崇文先生:最近では東洋医学に特化した動物病院もできるようになりましたが、一つの病院で両方の治療を行っている病院は少ないと思います。東洋医学、西洋医学の両方の治療を取り入れることでのメリットは、治療の選択肢を広げることができることです。今までは薬を飲むか、手術をするかしかなかった治療の中に鍼灸を取り入れることができます。また西洋医学の治療が良いと思っていた患者さんが治療の経過の中で東洋医学のほうがより効果が認められることもありますし、逆に東洋医学を中心に治療をしていた子が西洋医学も取り入れたほうが治りが早い、ということもあります。臨機応変にその子に合わせた治療の選択肢を増やせることが良いですね。
堀江動物病院
動物と飼い主、家族みんなの幸せが本当の幸せ。ささいなことでも相談しやすい病院です。
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