さいとう動物病院 松浦 聖 先生 | ドクターズインタビュー

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頼れる獣医が教える治療法 vol.048

動物病院での麻酔管理~麻酔医による安全な手術を目指して~
麻酔
動物病院での麻酔管理~麻酔医による安全な手術を目指して~
さいとう動物病院
松浦 聖 先生
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群馬県富岡市の「さいとう動物病院」では、手術の麻酔管理を獣医師が行っている。手術において麻酔や疼痛管理は重要だ。麻酔が弱すぎれば痛みを感じて覚醒することもあり、逆に麻酔が強すぎればそのまま目覚めない可能性もある。「痛みの少ない安全な手術を実施したい」と話すのは同院の松浦聖獣医師。世界で350名しかいないアメリカ獣医麻酔疼痛管理専門医である小田彩子獣医師とともに、麻酔科を担当している。麻酔医がいることで、執刀医は手術に集中できるだけではなく、細かな麻酔深度の調整により患者にとっても安全な手術となるメリットがある。松浦先生に、麻酔や鎮痛管理で工夫していることや同院の特徴について伺った。(取材日 2021年4月29日)

単純ではない麻酔管理。手術内容や動物の性格によっても麻酔方法を調整する

― 動物病院での麻酔について教えてください。

動物病院で麻酔を使用する機会は、オーナー様が想像されるより多いかもしれません。歯石取りやしこりの一部を採取する生検、胸を開けるような重い手術などいろいろな場面で麻酔をかけます。
麻酔の目的は、意識をなくして痛みを感じさせなくすることです。意識下で手術を行うと、痛みでショック死してしまう恐れがあるので、そうならないために麻酔が必要です。麻酔と鎮痛剤を適切に使えば、ご飯もすぐに食べられ、ストレスも痛みも少なく、傷の治りも早まり早期退院ができるなど、良いこと尽くめの手術となります。

― 麻酔はどのようにかけるのでしょうか?

たとえば最初に鎮静剤を注射し、ぼーっとしている間に麻酔導入剤、いわゆる意識を落とす薬を注射します。その後、気管チューブを挿入するか口元にマスクを装着し、吸入麻酔薬で麻酔状態を術中維持することが多いです。痛みの管理において、「先取り鎮痛」と「マルチモーダル鎮痛」という考えが重要です。先取り鎮痛は、疼痛の生じる処置を行う前から鎮痛剤を投与して鎮痛する方法。マルチモーダル鎮痛は、複数の薬を組み合わせることでそれぞれの投与量を少なくし、副作用を減らしつつも鎮痛効果を得る方法です。これらの方法を考えながら術中・術後の疼痛管理を行っています。
多数の薬がありますが、どの薬をどの程度使用するかは手術手技や動物自身の性格・持病を考慮して調整しています。

― 犬猫の性格によっても麻酔のかけ方は異なるのですね。

臆病な子や楽観的な子など、ワンちゃんネコちゃんも性格があり、痛がり方やパニックのなりやすさは異なります。神経質な子は、手で触っただけでもパニックになってしまいます。そのような子では、はじめから鎮静剤や鎮痛剤を多めに使って不安を軽減させます。
また、麻酔の覚まさせ方も状況に応じて変えています。たとえば呼吸器のトラブルが多い短頭種では、覚醒時に呼吸器のトラブルが起きないような覚醒の方法が必要になります。また覚醒後も呼吸器のトラブルが起きないか注意深く見る必要があります。

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動物病院での麻酔管理~麻酔医による安全な手術を目指して~

さいとう動物病院

場所
群馬県富岡市中高瀬117 MAP
電話
0274-64-0854
診察動物
イヌ ネコ
診察領域
歯と口腔系疾患 眼科系疾患 皮膚系疾患 脳・神経系疾患 循環器系疾患 呼吸器系疾患 消化器系疾患 肝・胆・すい臓系疾患 腎・泌尿器系疾患 内分泌代謝系疾患 血液・免疫系疾患 筋肉系疾患 整形外科系疾患 耳系疾患 生殖器系疾患 感染症系疾患 寄生虫 腫瘍・がん 中毒 心の病気 東洋医学 けが・その他 軟部外科

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