今井 巡院長 相模原プリモ動物医療センター第2病院 | ドクターズインタビュー

メニュー
1,109 views

頼れる獣医が教える治療法 vol.027

豊富な経験を活かして犬の膝蓋骨脱臼を治療
整形外科系疾患
豊富な経験を活かして犬の膝蓋骨脱臼を治療
相模原プリモ動物医療センター第2病院
今井 巡 院長
1,236 views

検査で発覚することも多い犬の膝蓋骨脱臼。手術の必要性は年齢や症状で判断

―膝蓋骨脱臼(パテラ)で来院する場合、どのような症状が出ているのでしょうか。

膝蓋骨脱臼は非常にポピュラーな病気です。うまく歩けなくなり痛がっていて来院されることもありますし、ネットで情報を見て心配になり検査を希望されて発覚することもあります。飼い主様がワンちゃんの膝蓋骨脱臼に気づいていないケースも多く、検診を受けて初めて分かるということも珍しくないですね。ただ、膝蓋骨脱臼は必ず手術が必要となるわけではありません。手術をせずに様子を見るケースもあります。いずれにしても飼い主様が不安にならないよう、この先に予想されることや治療計画をお話しています。

―犬の膝蓋骨脱臼で、手術になるケースと見守るケースの違いを教えてください。

年齢によって治療方法が異なります。若い子であれば早めに手術をしたほうが良いのですが、高齢の子の場合、痛がって歩けない場合を除いて、手術をせず様子を見ることがほとんどです。膝蓋骨が脱臼したまま成長すると骨が曲がり、脱臼が悪化するので、1歳未満の犬には積極的に手術をおすすめします。しかし、1歳を過ぎると骨が固まり、それ以上悪化することが考えにくいため、痛がらずに歩けているのであれば様子を見る場合もあります。

―膝蓋骨脱臼の手術について教えてください。

関節包の伸びてしまったところを縫い縮めて正しい位置になるように導く、滑車溝をしっかり作る、膝の下の骨を切って移植するなど、複数の方法を用います。どの方法を使用するのか、どの方法と組み合わせるのかは、膝を動かして関節の動きを見ながらその場で判断します。膝の手術はどうしても経験から得た知識と感覚が必要とされます。プリモグループ全体で毎年6,000件と非常にたくさんの手術を行っていますし、私自身も膝蓋骨脱臼の手術には多く取り組んできましたので、安心してお任せいただければと思います。

ドクターからのメッセージ今井 巡 院長

健康診断で病気があるかどうかを早めに見つけることが大事です。早期発見できれば早期に治療できます。特にシニア犬は定期的に健康診断を受けていただきたいですね。触診や血液、心臓の聴診など一般的な検査でも病気を早期発見できます。若ければ年に1度でも良いのですが、8歳からは年に3~4回受けていただくのが理想です。膝蓋骨脱臼をはじめとした関節の病気は、適切な処置が遅れると関節炎になったり骨が削れて痛みが出たりする恐れがあります。長くワンちゃんと一緒にお散歩をするためにも、健康診断で病気を早く見つけて、関節炎にならないよう対処しましょう。

豊富な経験を活かして犬の膝蓋骨脱臼を治療
12
豊富な経験を活かして犬の膝蓋骨脱臼を治療

相模原プリモ動物医療センター第2病院

場所
神奈川県相模原市中央区中央4丁目14−10 MAP
電話
042-851-3761
診察動物
イヌ ネコ
診察領域
歯と口腔系疾患 眼科系疾患 皮膚系疾患 脳・神経系疾患 循環器系疾患 呼吸器系疾患 消化器系疾患 肝・胆・すい臓系疾患 腎・泌尿器系疾患 内分泌代謝系疾患 血液・免疫系疾患 筋肉系疾患 整形外科系疾患 耳系疾患 生殖器系疾患 感染症系疾患 寄生虫 腫瘍・がん 中毒

関連キーワード:

新着インタビュー

MORE