門屋 美知代院長 かどやアニマルホスピタル | ドクターズインタビュー

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頼れる獣医が教える治療法 vol.021

犬猫の皮膚病。最新治療から緩和療法まで
皮膚系疾患
犬猫の皮膚病。最新治療から緩和療法まで
かどやアニマルホスピタル
門屋 美知代院長
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なるべく副作用のない治療を提案。薬を使わず、食事とシャンプーでコントロールすることも。

―食事の変更だけでも効果はあるのでしょうか。

たとえば、アレルギーが疑われるケースなどでは、食事を変更するだけで症状が軽減する子は多いですね。フードに含まれるお肉の成分や味付けに使われるタンパク質がアレルゲン(アレルギーの原因となる物質)となるケースがあるからです。皮膚に配慮したフードはアレルゲンとならないタンパク質や、たんぱく質をさらに分解したアミノ酸という成分が使用されたり、皮膚・被毛の健康を保つ必須脂肪酸などのサプリメントが配合されていたりするので、皮膚症状全般に対する効果が期待できます。
「療法食は美味しくない」と思われるかもしれませんが、最近は種類も多く美味しいものも増えています。最近のフードメーカーの療法食の研究力は目を見張るものがあり、日々素晴らしい製品が開発されています。当院では療法食のサンプルもご用意していますので、「うちの子は療法食を食べない」と決めつける前に色々と試してほしいです。意外と嗜好性がよく、驚かれるかもしれません。アレルゲンフリーのおやつやサプリメントもありますので、興味がある方はご相談ください。

―シャンプー療法について教えてください。

犬の皮膚病には、アトピー性皮膚炎や脂漏性皮膚炎、膿皮症など、実に様々な病気があり、その症状に応じて20種類ほどのシャンプーを使い分けています。一口にシャンプーと言っても、保湿性・脱脂性・止痒性・抗菌性など特徴は様々です。正しいシャンプーを正しい周期で使うことで症状の改善が見込めます。
目や口、耳の周りなど顔面や頭部はシャンプーしづらいため、ご家庭では首から下のみをシャンプーしがちですが、特にアトピー性皮膚炎などは顔面に症状が出やすいので、恐れずにちゃんと洗うことが大切です。シャンプー療法をご家庭で行うか院内で行うかは、飼い主さんと相談をした上で決めていますが、当院ではシャンプー療法が好評で、予約を非常に取りづらい状況です。このことに関しては非常に申し訳なく思っています。ドライヤーを嫌がる子も多いのですが、短毛の子であればタオルドライだけでも問題ありませんので、ぜひご家庭でも試していただきたいと思います。

―印象に残っている患者さんを教えてください。

何年も皮膚病の治療を続けて薬漬けになってしまったウェスト・ハイランド・ホワイト・テリアを治療した時のことが印象深いですね。その子はシャンプー療法だけで痒みを抑えられるようになり、内服薬による治療をやめることができました。症状を改善できたのはもちろんですが、飼い主さんから「この病院で治療をしてもらって自分の気持ちも楽になった」と言われたのが嬉しかったですね。初めて来院されたときは、犬はひどく脱毛していて、全身掻き傷だらけでかわいそうでしたが、とても性格のいい人懐っこいワンちゃんで、つぶらな瞳がとても可愛く印象的でした。ワンちゃんも飼い主さんも、皮膚病から解放されて、もっともっと幸せになってほしいなあ、と思いました。皮膚病の子を持つ飼い主さんの中には、「自分のせいで皮膚病にさせてしまった」と悩んだり、「完全に治さないといけない」と思い詰めたりする方もいます。そのような場合には、診察したうえで「犬種の特性であるので、決して飼い主さんの飼い方が悪いわけではないこと」「ここまで治ったのは飼い主さんの努力の結果であること」「完全には治らなくても動物自身の苦痛は和らいでいること」などを、冷静に見極めたうえでご説明するようにしています。飼い主さんの気持ちに寄り添い、ペットが心身ともに元気でいられる治療を目指しています。

ドクターからのメッセージ門屋 美知代院長

当院では、犬猫のアトピー性皮膚炎をはじめとする多くの研究に携わってきた経験と、国内外の学会等で得た新しい知識、そして多くの症例を診てきた経験を踏まえて、大切なペットに負担のない治療をご提案し、その子に合わせた治療を飼い主さんと一緒に考えていきたいと思っています。セカンドオピニオンとしてのご相談も受け付けています。動物病院を転院するのは大変なことですが、言葉の話せない大切な犬猫たちの苦痛が少しでも早く緩和されるよう、早期のご相談をお願いします。

犬猫の皮膚病。最新治療から緩和療法まで
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犬猫の皮膚病。最新治療から緩和療法まで

かどやアニマルホスピタル

場所
東京都府中市府中町1丁目40−12 MAP
電話
042-334-5559
診察動物
イヌ ネコ ハムスター
診察領域
眼科系疾患 皮膚系疾患 消化器系疾患 内分泌代謝系疾患 腫瘍・がん

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