葉山 俊院長 葉山動物病院 | ドクターズインタビュー

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頼れる獣医が教える治療法 vol.014

犬猫の口臭をクリーニングで改善
歯と口腔系疾患
犬猫の口臭をクリーニングで改善
葉山動物病院
葉山 俊院長
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上大岡駅から徒歩15分、横浜市磯子区の葉山動物病院は、歯周病の治療に力を入れている。院長の葉山俊先生はDVMsどうぶつ医療センター横浜(旧横浜夜間動物病院)の初代院長を務め、2006年に葉山動物病院を開院した。葉山動物病院では、飼い主にとって身近な問題である犬・猫の口臭に対して、歯のクリーニングや細菌検査、歯磨き指導など、多方面から取り組んでいる。「怖くない、痛くない治療」「診療の見える化」を心がけて診察をしている葉山先生に、歯周病の予防と治療、自宅でのデンタルケアについて伺った。(取材日 2017年7月22日)

歯周病の予防には、歯周ポケットの中の細かな歯石まで除去するのが大切。

―葉山動物病院では、どのような歯科診療を行っているのでしょうか?

「痛くない」「怖くない」を第一に歯のクリーニングを積極的に行っています。
3才以上の犬猫の9割は歯周病に罹っていると言われていますが、歯周病は放っておくと口臭や痛みが発生するだけでなく、顎の骨が溶けて歯が抜けてしまうという、軽視できない病気です。
また、歯周病は慢性の細菌感染症ですから、肝臓や腎臓、心臓など全身の臓器へも悪影響を及ぼします。歯周病の治療をすると、治療をしない場合に比べて寿命が15%伸びるというデータもありますので、積極的に治療する事をお勧めします。
「犬や猫の口には臭いがあり、高齢になると歯が茶色くなるのが当たり前」と思われている方もいますが、健康な犬や猫の口は無臭であり、歯の色も白いです。
当院では、歯の模型を使った歯磨き指導や、効果的な歯磨きグッズの使い方指導など、健康な歯を保つための様々な方法をご提案しています。

―歯のクリーニングについて詳しく教えてください。

当院では、麻酔をかけて一本一本の歯を丁寧にクリーニングしています。無麻酔で歯石除去をする場合は、大きな歯石しか取れないので、見た目はきれいになりますが、歯周病の根本的な解決にはなりません。歯周病の治療で最も大切なのは、「歯周ポケットをきれいにする」ことなのです。
クリーニングをする際には、まず大きな歯石を取り除き、その後に歯周ポケットをチェックします。歯周ポケットが5ミリ以上の場合は重度の歯周病になっています。
次に、超音波スケーラーで細かな歯石を除去(スケーリング)、歯周ポケットの清掃(ルートプレーニング)を行った後に、歯の研磨(ポリッシング)を行います。ポリッシングは「粗磨き」と「仕上げ磨き」の2段階で行います。軽度歯周病の場合、所要時間は合計で1時間程度です。
処置の当日は、朝から水を含めて絶食をするので、術後には点滴で水分の補給もしています。

―クリーニング後に気を付けることはありますか?

クリーニング後の状態を維持することが重要です。経過観察も兼ねて、処置後1週間・2週間・1か月のタイミングで来院していただき、その際に、ご自宅でのデンタルケアについてお伝えしています。歯磨きに慣れさせる方法、歯石が付きにくいフードの選び方、歯磨きガム、デンタルサプリメントの話が中心です。歯磨きガムとして与える牛皮や骨を良く見かけますが、これらは歯垢除去に効果がないだけでなく、歯が折れる危険性がありますので、効果的な歯磨きガムの選び方、与え方についてもお伝えしています。
クリーニングの前後に写真を撮って飼い主様に渡していますが、きれいになった歯を見ることが飼い主様のデンタルケアへのモチベーションにつながっているようです。

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犬猫の口臭をクリーニングで改善

葉山動物病院

場所
神奈川県横浜市磯子区 岡村6丁目17−20 第2マルシンコーポ 1F MAP
電話
045-752-0088
診察動物
イヌ ネコ
診察領域
歯と口腔系疾患 眼科系疾患 皮膚系疾患 脳・神経系疾患 循環器系疾患 呼吸器系疾患 消化器系疾患 肝・胆・すい臓系疾患 腎・泌尿器系疾患 内分泌代謝系疾患 血液・免疫系疾患 筋肉系疾患 整形外科系疾患 耳系疾患 生殖器系疾患 感染症系疾患 寄生虫 腫瘍・がん 中毒 心の病気 けが・その他

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