葉山 俊院長 葉山動物病院 | ドクターズインタビュー

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頼れる獣医が教える治療法 vol.014

犬猫の口臭をクリーニングで改善
歯と口腔系疾患
犬猫の口臭をクリーニングで改善
葉山動物病院
葉山 俊院長
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細菌検査で歯周病リスクを見える化。悪化した歯の治療には抜歯が効果的。

―歯周病の細菌検査について教えてください。

歯周病のなりやすさは、口腔内の細菌を調べることで、ある程度予測をすることができます。当院では、歯のクリーニングをする際に、歯茎からの膿や歯垢を採取し、歯周病原菌を調べています。
口腔内の「見た目の悪さ」と「歯周病原菌の種類や量」は必ずしも一致しません。歯石がたくさん付いている子でも、歯周病の進行具合が軽度で歯周病原菌が深刻ではない場合は、一度のクリーニングで長期間健康な状態を維持できます。一方で、歯周病原菌が深刻(嫌気性菌)である場合には、定期的な歯周病治療が必要となる子もいます。
歯周病原菌をすべて除去することはできませんが、検査をして歯周病のリスクを把握することで、今後に備えることができるようになります。

―歯周病で抜歯が必要となるのは、どのような場合でしょうか?

歯周ポケットが深く、歯のぐらつきが見られる場合に、抜歯を行うことがあります。
「歯を抜く」ということに抵抗感を抱く方もいるかと思いますが、抜歯が必要なほど悪化した歯は健康な状態に戻らないので、動物自身には悪影響しかありません。抜歯により口臭や炎症が治まり、わんちゃん猫ちゃん自身の痛みもなくなります。
抜歯処置の際は積極的に鎮痛剤を使用し、歯肉縫合を行います。そうすることで術後の痛みが抑えられて、すぐに食事が食べられるようになります。

―印象に残っている患者さんはいますか?

21歳の猫の抜歯です。口の痛みから食欲と元気が無くなり、顔もパンパンに腫れていて、飼い主様から「どうにかしてほしい」とお願いされました。高齢ですから麻酔のリスクもあったのですが、日常生活に著しく影響していたので、思い切って全身麻酔をして抜歯を行いました。無事に手術が終わり、顔の腫れも引き、ご飯を食べられるまでに回復したときは嬉しかったですね。21歳という年齢は、全身麻酔をかけた中で最高齢です。
飼っている犬や猫が高齢の場合には麻酔のリスクが心配になるかと思いますが、「麻酔下での処置が可能か」「どういった処置ができるか」といったことも事前に飼い主様としっかりお話した上で、行う処置を決定しています。

ドクターからのメッセージ葉山 俊院長

歯周病予防は歯周ポケットをきれいにすることが重要です。自宅でなかなか歯磨きができない場合でも、歯ブラシ以外のグッズを正しく使用したり、定期的にクリーニングをしたりすることで、歯の健康を維持できます。どのようなデンタルケアが適しているのか、その子に合わせた方法を提案いたします。 当院では、「疼痛管理をしっかりした怖くない治療」「飼い主様にも分かりやすい『見える化』治療」を心がけて診療にあたっています。高齢の子や歯のケアが難しい子であってもできることはありますので、ご相談ください。

犬猫の口臭をクリーニングで改善
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犬猫の口臭をクリーニングで改善

葉山動物病院

場所
神奈川県横浜市磯子区 岡村6丁目17−20 第2マルシンコーポ 1F MAP
電話
045-752-0088
診察動物
イヌ ネコ
診察領域
歯と口腔系疾患 眼科系疾患 皮膚系疾患 脳・神経系疾患 循環器系疾患 呼吸器系疾患 消化器系疾患 肝・胆・すい臓系疾患 腎・泌尿器系疾患 内分泌代謝系疾患 血液・免疫系疾患 筋肉系疾患 整形外科系疾患 耳系疾患 生殖器系疾患 感染症系疾患 寄生虫 腫瘍・がん 中毒 心の病気 けが・その他

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