重本 仁院長 王子ペットクリニック | ドクターズインタビュー

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頼れる獣医が教える治療法 vol.009

腹腔鏡手術での犬猫の避妊手術
生殖器系疾患
腹腔鏡手術での犬猫の避妊手術
王子ペットクリニック
重本 仁院長
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低侵襲医療は負担をかけず、体内の異常まで早期発見ができる新世代医療

―低侵襲医療を行う上で大変なことはありますか?

前例がないことが多く手探りではじめなければならないことですね。私が腹腔鏡を導入した当初は腹腔鏡の手技をまとめた書籍もありませんでした。大学の先生に教わりに行ったり、海外の文献を読んだりと、手技を確立させるまでは本当に大変でした。
腹腔鏡手術の場合、小さな傷口3つだけで手術ができるため慣れれば簡単なのではないかと思われるかもしれませんが、その3か所の穴をどこに作るかも大切です。血管に注意しなければ出血してしまいますし、関係のないところに傷口を作ってしまえばまたもう1つ傷口を作らなければなりません。
今でも手術を行う前はイメージトレーニングをしています。場合によっては絵をかきながらイメージをすることもあります。どこを切るか、腹腔内がどうなっていてどのように処置をするかを前日にしっかりとイメージしてから手術に臨んでいます。
また腹腔鏡の手術では手先の器用さも求められますので、院内にある腹腔鏡のトレーニングボックスで練習も行っています。

―低侵襲でできる結石の新しい処置の仕方も導入されていると聞きました。

結石破砕術を取り入れています。人の方では胆石を除去する時などに用いられている処置ですが、動物医療で取り入れたのは当院が全国初になります。尿道からカテーテルを挿入し、そこから電気水圧による衝撃波を直接結石にあて破砕します。あとは破砕された石が体外に排出される仕組みです。
当院ではもともと結石に対し腹腔鏡を使用して摘出手術を行っていましたが、それよりも低侵襲でできる新しい医療です。
どうぶつ低侵襲内視鏡外科センターとして、身体への負担の少ない新しい技術を積極的に取り入れていこうと思っています。

―これまでに、印象に残るエピソードはありますか?

昔、当時小学生のお子さんとお母さんが飼っていたハムスターの具合が悪くなった時に来院され、その時小学生だったお子さんがハムスターの治療をしている姿を見て「獣医になりたい」と憧れて、その数年後に麻布大学を受験して獣医になったことがあります。数年後、ご両親がお見えになって「重本先生に、どうしてもお礼が言いたい」と言われて呼び出されて、その時「子供が重本先生に憧れて獣医になりました」と聞き、とても嬉しかったことがあります。

ドクターからのメッセージ重本 仁院長

難しい疾患になると、最初に大学病院を受診する人が多いと思います。しかし、低侵襲医療では日々の鍛錬が重要です。そういう意味では去勢・避妊手術が難しい手術をする時に大変役立っています。内視鏡手術は、いきなり難しい手術を行おうとしても、出来るものではありません。そのため、王子ペットクリニックでは日常的に犬や猫の避妊手術を内視鏡手術で行っている経緯からも、症例数も多く、難易度が高い手術にも対応しています。難しい手術前にはイメージトレーニングを必ず行って、手術に臨んでいます。内視鏡を用いた手術はペットも回復が早いので飼い主さんの満足度も高いのが特徴です。王子ペットクリニックは技術面でも高度医療をこれからも提供していきたいと願っています。

腹腔鏡手術での犬猫の避妊手術
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腹腔鏡手術での犬猫の避妊手術

王子ペットクリニック

場所
東京都北区豊島1丁目22-9 MAP
電話
03-3913-2500
診察動物
イヌ ネコ ウサギ ハムスター フェレット モルモット
診察領域
歯と口腔系疾患 眼科系疾患 皮膚系疾患 脳・神経系疾患 循環器系疾患 呼吸器系疾患 消化器系疾患 肝・胆・すい臓系疾患 腎・泌尿器系疾患 内分泌代謝系疾患 血液・免疫系疾患 筋肉系疾患 整形外科系疾患 耳系疾患 生殖器系疾患 感染症系疾患 寄生虫 腫瘍・がん 中毒 心の病気 東洋医学 けが・その他

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