飼い主様が不安に思われる動物の不調に対して説明や治療を行う、という基本は同じです。体重30gのハムスターやヤモリであっても必要があれば手術を行います。
異なるのは「なりやすい病気が違う」ということです。たとえば骨折の場合、犬猫では外部からの衝撃が原因となるケースが多いですが、小動物では消化管の感染症によりカルシウムの吸収ができないことが原因となるケースもあります。また飼育環境が原因で引き起こされる病気も犬猫より多いですね。診察中は基本的にケージ内にいてもらい、最低限だけ触るようにしています。「この種類のヘビは噛む、この種類は噛まない」など種類ごとの特性を知ったうえで診察をすることも大切ですね。
飼い主様がおかしいと思ったときは、ほとんどの場合なにか問題があるので病院にいらしてください。飼い主様から電話でご相談いただくこともありますが、実際に不調があることが多いですし、電話で伺っていた症状と診察での状態が一致しない、ということもよくあります。
病院に来るのはたしかに負担になりますが、家にいても電話をしても良くはなりません。心配であれば動物のためにも早く連れて来てあげてほしいと心の底から思っています。
信頼できる、かかりつけ医を作ってほしいと思います。健康なときのデータを蓄積して検査データと比較することで病気に早く対応できます。またインターネットにはさまざまな動物の情報があふれ、執筆者が10人いれば10通りの飼い方が掲載されています。どれが正しいかと迷ったら、お金を出して得る情報、書籍の情報を参考にしてもらいたいですね。そして、動物の不調を感じたらすぐに病院にいらしてください。当院では飼い主様とペットにとって最善の治療を提供できるよう努力しています。
オズ動物病院
見落とさないための丁寧な診察。院長常駐で夜間診療にも対応している、清潔感あふれる動物病院です。
超音波は痛みのないリアルタイムの体内が分かる検査。診療の可視化で飼い主と三位一体の治療につなげます。
治療可能な病気はすべて治してあげたい。予防から内視鏡手術まで対応するホームドクターです。