お腹の中に大きな腫瘍ができてしまった11ヶ月くらいの猫を治療したときのことが印象的でした。CT検査の結果、腫瘍があるせいで胃も食道も圧迫されており、いずれご飯が通らなくなってしまう、という状態でした。「まだ1歳にも満たないのにどうしてこんなに大きな腫瘍が」と飼い主さんもとても心配されていましたね。悪性の末梢神経鞘腫という腫瘍で転移もあり、亡くなってしまう可能性は高い状態でしたが、腫瘍の影響でご飯が食べられず苦しむのは可哀想だということで、腫瘍の摘出をしました。まだ100%喜べる状態ではありませんが、元気にご飯を食べる猫の姿を見て飼い主さんも安心してくれたのが心に残っています。難しい症例でしたが「先生にお願いしたい」と僕を信頼してくれたのも嬉しかったですね。
はい。当院では高齢や慢性的な疾患がある、一般的なサロンでは断られるようなわんちゃんもトリミングさせて頂いております。わんちゃんたちの情報はトリマーにも共有しているので、安心して任せていただけます。普段から動物たちの状態を把握しているからこそ、トリマーが「今日はいつもより元気がないよ」など変化に気づいてくれることもあります。当院で動物たちの負担を少しでも軽減するために取り入れている施術法が「スピードトリミング」です。わんちゃんにとって長時間立ちっぱなしにされる、触られ続けることもストレスです。スピードトリミングでは、わんちゃんになるべく負担が少なくなるようにベイジング、ドライング、カットの方法を考えています。具体的には、効率良く時間短縮するための様々な道具を使ってトリマーの技術向上を実現したり、合間にわんちゃんに休憩時間をとってもらったりしながら行っています。
人間では、薬を飲んで治らないときや手術を検討するときはCTや超音波などの画像診断をするのが当たり前です。動物もそれは同じで、症状が改善されない場合は画像診断することで適切な治療が可能となります。もちろん、皮膚疾患などの一般診療も行っています。気になる症状がある場合は、お気軽にご相談ください。
自分自身が犬・猫と暮らしていて、うちの子たちが病気になった際に必要な検査・治療がすぐにできるように、という気持ちで病院をつくっています。
飼い主さんと動物たちの頑張りに応えられるようスタッフ一同心をこめて対応させていただきます。
カトウ獣医科クリニック
夜間でも相談から予防接種、皮膚科の治療まで対応可能。CT完備で腫瘍にも強い、かかりつけの獣医です。
0.5次診療とメディカルトリミングで病気を予防。ワンちゃんやネコちゃんの健康をサポートします。
国内有数の専門医による皮膚科と腫瘍科の専門診療。希少・難治性疾患にも対応しています。