長 哲院長 ちょう動物病院 | ドクターズインタビュー

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街の頼れる獣医たち vol.009
ちょう動物病院長 哲院長
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インフォームドコンセントを重視。飼い主様との信頼関係が治療の質を高める

―診察の際に心がけていることはありますか?

飼い主様のお話をよく聞くことです。飼い主様のお話を聞くと、診察では見られない他の症状が出ていることが判明したり、違う病気が疑われたりすることもあります。病院に来ると動物が緊張してしまい、症状が止まったり、隠そうとしたりするんですね。家では咳をしていたのに診察室では一切しない、痛そうだから来院したのに診察台ではケロッと普通にしている、といったことも多々あります。
普段からペットに接している飼い主様が「おかしい」と感じたからには、何らかの異常があるはずです。初診の方や、初めての症状が出た場合には、診察に30分以上かけて、しっかりと話を聞いて検査をします。根拠のない治療は飼い主様も不安に思われますし、信頼関係も築けません。「なぜこの薬を飲むのか」「なぜこの検査をするのか」など飼い主様に納得してもらうことで、良い治療ができると考えます。

―検査結果のデータ化だけでなく、薬を出すときは説明書も渡しているのですね。

薬を処方する際は、「成分名」「製品名」「服用方法」「薬の効果」などを載せた説明書も一緒にお渡ししています。それが無いと、時間が経って飼い主様が何の薬を飲ませているのか忘れてしまったり、間違えた分量を飲ませてしまったりすることがあるからです。
このようなことは人間の医療現場では当然のことですが、獣医療ではまだまだ浸透していません。妻は人間の病院で臨床工学技士として働いていたので、進んでいる医療現場を教えてもらっています。また、透析を行う際にも、医療機械の操作はプロである彼女に任せています。他に、彼女のアイディアで予約システムやTポイントカードも導入しました。

―夜間救急はいつから対応されているのですか?

開業当初から夜間救急の受付をしています。現在、24時間対応の動物病院が栃木県内にはないので、「困っている動物がいるなら助けたい」と思ったのです。夜中の1時でも明け方でも、飼い主様に連れてきていただければ対応しています。心臓病の子で肺水腫が出ているようなケースでは、診察開始時間を待たずに酸素室に連れていき治療をしたいですしね。病院の2階は宿直室になっているので、入院や急患の子を夜通し診ることもあります。

―ちょう動物病院の今後の展望を教えてください。

一次診療と二次診療の中間、「1.5次診療」を目指し、一歩進んだ知識や技術を提供できる病院にしていきたいと思っています。
また、この地域での動物病院同士の連携をより強固にしていくことも目標です。私の専門は循環器ですが、それぞれの病院で強みがあります。「この病気であればこの先生を紹介する」「心臓病であれば当院が診る」といった形で、飼い主様とペットが身近でより良いサービスを受けられる環境を作り上げたいと思っています。

―最後に飼い主さんへのメッセージをお願いします。

いろいろなスタイルの病院があるので、飼い主様には自分にあった病院を選んでほしいと思います。ペットの病気が治ることが一番大切ですが、飼い主様ご自身が納得できる病院に行くことをお勧めします。治療に関して分からないことや不安なことがあれば、獣医師は説明する義務があるので、納得できるまで病気の説明をしてもらってください。
当院では、飼い主様のお話をしっかりと聞き、データの数値化を含めて分かりやすく説明をした上で治療することを心がけています。飼い主様の不安や疑問を残さずに治療を進めていきたいのです。インフォームドコンセントは、獣医療では最近になって意識されるようになってきました。飼い主様に納得していただくことが、より良い治療の提供につながると信じています。

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人間の病院では「当たり前」のサービスを動物病院でも提供したい

ちょう動物病院

場所
栃木県下野市駅東7-1-31 MAP
電話
0285-38-8309
診察動物
イヌ ネコ ウサギ ハムスター フェレット モルモット リス 鳥
診察領域
歯と口腔系疾患 眼科系疾患 皮膚系疾患 脳・神経系疾患 循環器系疾患 呼吸器系疾患 消化器系疾患 肝・胆・すい臓系疾患 腎・泌尿器系疾患 内分泌代謝系疾患 血液・免疫系疾患 筋肉系疾患 整形外科系疾患 耳系疾患 生殖器系疾患 感染症系疾患 寄生虫 腫瘍・がん 中毒 心の病気 東洋医学 けが・その他

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